【感想・ネタバレ】美術学生イトウの微熱 研究者の卵たちの慌ただしい日常のレビュー

あらすじ

なにげない日常。なにげない人とのやりとり。
なにげない「あの頃」が、いつの日か大切な瞬間だったと気づく。
未熟な研究者の“たまごたち”のリアルな日常×青春を贈る、
実録エッセイ漫画!

友の巣立ちと、新たな出会いの春。
青春には苦悩と葛藤、笑いとハプニングがつきもの。

好奇心をめぐる旅には、終わりがない。
美術系、数学系、体育系、文系、家政系etc。
研究第一の「変人」たちは、
それぞれの分野の研究に明け暮れ一喜一憂し……?

なにかしらの「熱」を持つ研究者の“たまごたち”の
どこかくすっと笑える日常を覗いてみませんか?

=============
Instagramフォロワー20万人超!
イトウハジメさんのイラストは下記サイトでもご覧いただけます。
●WEBメディア「マトグロッソ」⇒http://matogrosso.jp/author/Hajime-Ito/
●Instagram⇒著者アカウント@itototoon/作品公式アカウント@itobooks_info(期間限定)
-----------------------

【担当編集より】

鉛筆とコピックを用いて描かれた本書は、
どこか懐かしい気持ちとあたたかみを感じられる、作者ならではの作風です。
年齢職業関係なく研究への「熱」を持つ人々の日常。
少し不器用で空まわりをしながらも、まっすぐに“何か”に情熱を注ぐ姿は
何歳になっても眩しく輝いてみえます。
院生であり美術教師でもある作者が、なにげない日常の出来事を
新鮮な視点と筆致で描く一冊、どうぞお楽しみください!!


【目次】
ハルのオト
1章 春の空
2章 夏の雷
3章 秋の雲
4章 ニューヨークの雨模様
5章 熱の残り
あとがき

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

イトウくんシリーズでは、中学の先生シリーズと姪っ子とのエピソードが好きだけれど、院生時代は雰囲気違って、これはこれで良かった。
指導教授の包み込む存在も良かった。

0
2025年10月12日

Posted by ブクログ

 イトウくんは、大学院の博士課程の2年生です。研究対象は欧米の美術教育。「学校現場における芸術と他の学問領域の関係性」の研究をしています。

 イトウくんの大学には、大学院博士課程共同研究室があって、さまざまな研究分野から博士課程の大学院生が集まっています。
学生の年齢も経歴もバラバラです。留学していた人、子育てが一段落して研究に戻った人、会社を辞めて大学院に入ってきた人、今まさに育児中のママさんなど様々です。なので新入生の人が一番年上だったりすることも普通にあります。

 このコミックエッセイでは、共同研究室に集う大学院生たちの日常が綴られています。
クセのある教授の授業を緊張して受けたり、生活費を節約するためにいろいろな工夫をしたり、漠然とした将来の不安を持ちながら研究を続ける院生の姿がありのままに描かれています。特に学位論文の最終審査の場面は、読んでいる側も緊張して胃がキューっとなります。。。

 本文中に「研究とは、まだ答えのないことに答えを探して地図を作ることだ。」という言葉があります。
この言葉に院生たちの(研究者たちの)希望と不安が表されていると思います。

 本書は「美術学生イトウの〇〇」シリーズの2冊目の本でした。第1作はもちろん、第3作もあるようですので読んでみたいと思います。

 大学院にいたことがある方でも、大学によって院生室の雰囲気は異なると思いますので、読んでごらんになると面白いと思います。
わたし(みのり)は、イトウくんの大学のように研究分野が全然異なる院生が集めらている院生室も良いなぁ、と思いながら読みました。美術という研究分野も興味深いです♡

0
2025年07月18日

Posted by ブクログ

イトウハジメさんの絵が好きで何冊か読んでいるのですが、こちらは先日偶然に古書店で見つけたので購入。

それぞれ分野の違う研究生たちのお話。私には無縁の世界だったのですが、研究生の日常を覗いているようで面白かったです。メトロポリタン美術館は私も一度は行ってみたい場所。

0
2025年04月26日

Posted by ブクログ

作者の方の絵をインスタグラムで見てファンになり、本も何冊か買って読みました。
何か劇的なことが起こるわけでもない(本人達にとっては論文発表とかすごく大変なこと何でしょうけど)割と淡々とした日常。
ストーリーがすごく面白いわけではないのですが、個性豊かな登場人物たちが、それぞれの道を孤独に突き進みながら、お互いを思いやったりまるで噛み合わなかったりしながら交流する様子のほんのりとした温かさに、心が柔らかくほどけます。
イトウさんの描く人物の柔らかい輪郭や光の表現が好きです。

0
2020年04月20日

「女性マンガ」ランキング