あらすじ
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二人の仲良し女の子がサンドウィッチを通して気づいたのは……
「平和、それは互いの文化を認め合うこと」
【あらすじ】
お互いを知ろうとする心と、分かち合う勇気を世界中の人々が持てば、争いや憎しみはなくなるのではないか。そんなメッセージを私と娘に教えてくれました。
──三船 美佳
米フォーブス誌「世界でもっとも影響力のある女性100人」にも選ばれた王妃が書き下ろした話題作、初の邦訳。ビル・クリントン元大統領なども絶賛!
リリーとサルマは大の親友。学校ではいつも一緒、勉強も、遊びも、食べるのも…。ある日のランチのこと。二人はお互いの食べているサンドウィッチが原因で大ゲンカ。些細なことから仲違いしてしまいます。ところが……。
※「絵本版」は本文はすべてひらがな表記です。漢字の読めないお子様でも安心して読んで頂くことができます。
著者について
●作:ラーニア・アル・アブドッラー
ヨルダン王妃。国連児童基金(ユニセフ)において世界中の少年少女のための福祉を提唱する運動家。慈善事業、児童虐待防止や女性の権利運動に力を入れている。4人の子供の母親でもある。
●著:ケリー・ディプキオ
ニューヨークタイムズ紙でベストセラーとなった「Grace for President」や、「Bed Hogs」「Mrs. McBloom, Clean Up Your Classroom!」などを手がける絵本作家。夫と三人の娘とミシガン州に在住。
●画:トリシャ・トゥサ
30年近く執筆とイラストレーターをつとめ、40冊以上の児童書を手がけ、多くの賞を受賞。マディソンにあるウィスコンシン大学チルドレンブックセンターが主催するシャーロットゾロトー賞を獲得した、ジム・アバーベックの著作「In a Blue Room」のイラストを手がける。また、ナンシー・コフェルトの著作「Fred,Stay with Me!」では、ボストンハーンブック賞を受賞。現在、ニューメキシコに家族と在住。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
フムスのサンドウィッチおいしそうだよ。こんど作って食べてみよう。このお話の作者はヨルダンの王妃さまなのだそう。写真もあったけど、きれいな人だ〜相手の食文化を理解するとか、尊重するとか、だいじですね。私たちだって日本の食べものを、まずそうって言われたり、おえってされたら嫌だものね…子らも読んで、何かを感じていたようです。
Posted by ブクログ
一番仲良しのサルマとリリーは、お互いが食べているピーナッツバターのサンドイッチとフムス(中東で食べられるペースト状の豆料理)のサンドイッチを、ある時「まずそう」と言ってしまいます。それはクラス二分する「食べ物を投げてやっつけろ」という大騒動に。2人はとても恥ずかしくなり、サンドイッチを交換して食べてみると「おいしい!」。
自分との違いを「変」と排他的になってしまいがちな私たち。理解し合うことの大切さが伝わる絵本。
Posted by ブクログ
ヨルダン王妃の子どもの頃の思い出から生まれたお話だということです。
サルマとリリーは学校で一番の仲良しで、学校ではいつも一緒、勉強も、遊びも、食べるのも・・・
でも二人はお互いの食べているサンドウィッチを「うわ~まずそう!」「うわ~きもちわるい!」「こんなのを毎日食べなくてはいけないなんてかわいそう」と思ってました。
そして、ある日リリーがサルマに「あなたの、サンドウィッチはまずそうだわ」と言ってしまったことからけんかになり、次の日には教室中が大変なことになってしまいました。
でも冷静になった二人が、お互いのサンドウィッチを交換してみると・・・
最後の二人が思いついたパーティのページがとっても素敵でした。
フムスのサンドウィッチってどんな味なのでしょうね!?
Posted by ブクログ
知らないものは変に思ったり気持ち悪く思ったりするもの.でもお互い交換して知ったら素晴らしいってわかる,おいしいってわかる.素敵な絵本.
Posted by ブクログ
「絵本で世界を学ぼう」からチョイス
中東の国々
作者はヨルダン王妃 ラーニア・アル・アブドッラー
イラストがとても素敵です
リリーとサルマは仲良しの女の子
いつも一緒だけれどお昼ご飯のことで喧嘩をします
ピーナツバターのサンドウィッチとフムスのサンドウィッチ
でもラストは
その大きな見開きのイラストが幸せな気持ちにしてくれました
異文化活動に取り組む王妃
そうですね、新しいことや変わったものに出会うと、まず「へんなもの」って思ってしまいますから
素敵な絵本に出会いました
≪ まず理解 相手の立場 その文化 ≫
Posted by ブクログ
あとがきより
「新しいことや、変わったものに出会うと、私たちはよく、それを十分に理解しないで勘違いをします。でも、相手の立場に立って、お互いが理解し合えば、たても素晴らしいことを学べます。」
知りもしないで否定しないこと、
知ろうとすること、
大人になっても自分の価値観に縛られず
出会った人たちを理解しようとすること
大切にしていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
絵本で世界を学ぼう
で
紹介された本。
本書で97冊目だ。
ヨルダン王妃の名前が出てくるので、ヨルダンに関係するお話だろう。
当初、二人のサンドイッチとあるので、
二人のサンドイッチという名前のお話だろうか?
それとも二人が食べ物のサンドイッチに関して経験したことだろうか?
と推測した。
ま、お風呂を貸してくださいは、無いわな。
と、落語のまくらの様な事を書いて、閑話休題。
本書は、ヨルダン王妃の少女時代の経験した事がベースになっている。
リリーとサルマの2人の少女の誤解と和解をテーもにしている。
リリーという名前は色々聞き覚えがある。
私は泣いています
という人もそうだ。
サルマって
聞き覚えがない。
日本語入力すると余計な「た」か「ね」がつく。
サルマで調べると、かってオスマントルコの領土だったところに見られる料理の名前とある。
スペルが同じか不明。
つまり異なる文化・生活様式をお互いに理解し合うことで世界は広くなり、お互い深め合う事が出来るとわかりやすく説いている。
フムスって何か知らなかった。
ネットで調べると、豆をペースト状にしたもので
中東で広く食されている料理のようだ。
ピーナッツバターもペースト状のものだ。
サンドイッチに何を塗るか、何を挟むかはそれぞれの文化による。
しかし、サンドイッチはイギリス人の発明だったと理解している。
絵本はアメリカの人達が具体化したようだ。
3ページの見開きで各国の国旗17カ国分が描かれている。
日章旗、星条旗、ユニオンジャック、トリコロール。
左から ノルウェー、アメリカ、、イタリア、イギリス、日本、イラク?、スウェーデンなどなど。
Posted by ブクログ
9歳8ヶ月の娘
6歳8ヶ月の息子に読み聞かせ
自分の知らないもの知らない世界って
恐怖であって毛嫌いしちゃう。
そういう気持ちもわかる。
でも、勇気をだして
1歩踏み出すと新しい世界を知る楽しさがあるんよね。
異文化交流の第一人者である
ヨルダン王妃が作られたお話としって
びっくり。すごいな〜〜。