あらすじ
夢も目標も見失いかけていた大学3
年の春、僕・小鳥遊公生の前に、華怜
という少女が現れた。彼女は、自分
の名前以外の記憶をすべて失って
いた。何かに怯える華怜のことを心
配し、記憶が戻るまでの間だけ自身
の部屋へ住まわせることにするも、
いつまでたっても華怜の家族は見つ
からない。次第に二人は惹かれあっ
ていき、やがてずっと一緒にいたい
と強く願うように。しかし彼女が失った
記憶には、二人の関係を引き裂く、
衝撃の真実が隠されていて――。全
ての秘密が明かされるラストは絶対号泣!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初〜真ん中 はウーンという感じだったけれど、謎が明らかになっていくところからはうるっとくる展開でよかったです
全体的に、特に前半はもっとスリムのほうが挫折せずみんな素敵なラストまで辿り着くと思います
ファザコンすぎて?な部分もありますが、感動でした 読んでよかったです
Posted by ブクログ
ちょっと展開が読めてしまいましたが、
素晴らしい作品だと思う。
特にこの物語のひとつのポイントともなっている、佐々木教授の「別れは驚くほど突然やってきます。」という言葉だが、人は日々を忙しく生活しているとつい忘れがちになってしまうものだと改めて気付かせてもらえた。
Posted by ブクログ
少しぶ厚めの一冊。すべて読み切るに丸一日を消費しました。
感想としては、賛否両論あるなと。ここの皆様が言うに、後半の時間軸のズレが“??”と思えたりする点については、確かに思いました。
4章から6章位が、惚気のピークと言えばそうなのかも。好きずきはあるだろうけど、おっちゃんは好きな内容、展開でしたね。
ただ7章に入り、いきなり公生の記憶が吹っ飛んで、酒に溺れるってシーンは、おっちゃんも“??”と思いました。いきなりだったから驚きましたが、もう一回読むことがあれば、注意深く読み進め攻略したいところですね。
終わりがけに感じた印象として、市川拓司さんの『いま、会いにゆきます』と雰囲気が似てるなぁと感じました。おっちゃんの好きな作品です。
この作品の著者、小鳥居ほたるさんが、あとがきに書いてあった“とある一冊の本と出合った”。
もしもその一冊が、おっちゃんの好きな“いま、会いにゆきます”だったら、素敵な一致だなぁ。
長くなりました。最後の方は、おっちゃんの勝手な妄想と思い、スルーしてくださいね。
こんな感想にいつも“いいね”して下さるお方、お付き合い下さり、ありがとうございますm(_ _)m
Posted by ブクログ
号泣するかどうかは別にしても名作SF小説「時をかける少女」にも負けないラブ・ファンタジー小説の意欲作です。本書のBGMは文句なしに大瀧詠一さんの「恋するカレン」ですね。私は大概のみなさんもそうでしょうけど七瀬先輩の正体についてはすぐに見破りましたが、公生と華怜の関係性についてはさすがに中々見当がつきませんでしたね。そして249頁から空気の変化を明確に感じて遂にあっ!これは時間旅行だなと気づきました。最後のどんでん返しも強引で破綻していますが今の読者は昔より寛大でしょうしハッピーエンドで良いと思いましたね。
Posted by ブクログ
記憶喪失で男の子を忘れてしまった女の子と女の子だけを忘れてしまった男の子のお話。
男の子と女の子は付き合うけれども何かがきっかけで女の子は記憶を取り戻していく。記憶を取り戻して行く中でここにいては行けないと思い男の子のもとを去る。時が進み男の子は趣味が同じな人と出会い結婚をする。子供をうみ幸せだったある日タイムカプセルを桜の木の下に埋めようと言い公園で向かうがそこには先客がいた。そのタイムカプセルを掘り返してみるとなんと二人の間の子供が大きくなった時に書いた手紙が書いてありました。二人の間の子供はお父さん(男の子)のことが好きで亡くなった時もう一度会いたいと願い記憶喪失の少女になり男の子の元へと戻ってきた。
Posted by ブクログ
この作品に仕掛けられた仕掛けはどことなく先が見えてしまうが、決して駄作ではなかった。
運命的な恋は少々、出来すぎかなとは思ったが、結末に近づき、なるほど、と思った。ただ未消化の部分は続編で明らかになってくるんだろうか?