【感想・ネタバレ】ヤクザときどきピアノのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ヤクザライターとして名を馳せた鈴木氏がふとしたことからピアノへ挑む奮戦記。
勇気の書であり、音楽への愛が溢れた良書だ。
「生涯学習は素晴らしいと嘯きたいのではない。何かを始めるのに年齢は無関係と自己啓発をしたいのでもない。現実は残酷で不公平だ。どうせみんなくたばるのだ。では鬱々と人生を送ればいいのか。いやだ。じゃあどうする。明るく笑い飛ばすしかない。レッスンは冒険であり、レジスタンスだ。ピアノは人生に抗うための武器になる。俺は叛逆する。残酷で理不尽な世の中を、楽しんで死ぬ」
こうでなくっちゃいけない。ぐうの音も出ないほど正しい言葉だ。

楽しみ、貪るように練習する鈴木氏に尊さを感じる。
「練習すれば上手くなる 練習をしなければ一切上達しない やればできる やらねばできない そして、練習をしない言い訳は何の意味もない」は至言。
そしてもう一つ大事なこと、
「他人の技量に恐喝される必要は全くない。他人がどれだけ上手に弾いても、引け目を感じる必要はない」

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2021年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一筋縄ではいかない経歴をもつ著者が、ABBAの曲を弾きたい、という猛烈な情熱と、最高のピアノ講師と出会ったことで起こる奇跡のようなピアノレッスン体験記。

何事も好きこそものの上手なれ、だなあと思うと同時に、レイコ先生の見事なコーチングぶりに感心してしまいました。ただ、その前提として、やっぱり著者の「弾きたい」という強い想いがあればこそなんだろうなあとも。

フォントが大きくなったり太くなったりと少し忙しない印象もありましたが、面白かったです。

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2021年04月15日

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