【感想・ネタバレ】不平等育児 ～どうせ今日もワンオペ～（分冊版） 【第10話】のレビュー

狩尾菫

大手外食産業で商品企画を担当する海老沢まゆ子は、女の子を出産し、産休、育休を経ていよいよ職場復帰の日を迎えた。
慣らし保育もバッチリ、1日のスケジュール表作りも完璧……のはずが、初日からトラブルが。
優秀な営業マンの夫の協力を得られると思ったのに、些細なことからケンカに発展、まゆ子のストレスはたまる一方だった。
「結局、これってワンオペ育児」。
そんなまゆ子のイラ立ちを、同じ階のセレブ主婦・美智子があざ笑っていて──？
※この作品は、『ストーリーな女たち ブラックVol.54』に収録されています。重複購入にご注意ください。

[G · ★★☆☆☆]

ヒューマンドラマ？。

国際結婚したお隣の主婦に憧れたヒロイン。
そのお隣の完璧な奥さんはなんと旦那が昔、学生時代に手酷く振った相手で、彼女はずっと根に持ち、美女になった今、色々と自分達夫婦に波風を立てて騒動を起こしていた。
しかし突然そのお隣夫婦は海外転勤で引っ越す事になり、それで安心出来るはずだったが実はお隣の奥さんもワンオペ育児妻だったと分かる。

この物語で迷惑者だったお隣の奥さんとヒロインの旦那を誘惑していた部下の前島の無様な？ラストがあったけど、読者として思ったのは、主人公夫婦の問題は解決したようには思えなかった。

ヒロインの夫も他人には優しい男に見えるが、結局妻には差ほど優しい感が見えなかった。