【感想・ネタバレ】えげつない! 寄生生物のレビュー

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Posted by ブクログ

寄生をする生物について、学術的な説明も分かりやすくされているので、小学校高学年くらいから読めるかと思います。
高校の生物基礎程度の知識があると、なお面白いと思います。
身近なペットも感染する可能性のある病気の話もいくつか出てくるので、誰しも一読しておく価値があります。特に子育てを(予定)している方々は必読と言ってもよいかも?

大学で生物を勉強してきたような人からすると、もう少し詳しく!!と、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、サクサク読めて、大変楽しい時間を過ごせました。

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2023年08月20日

Posted by ブクログ

寄生生物が紹介された本。

イラストと手記と解説があってわかりやすかった。
寄生生物の生かさず殺さずな手口がえげつなくて胸糞悪くなる時もあったけど、全体的にユーモアあって絵本感覚でサクサク読めた。

寄生生物は相手がいないとだめで、寄生される側は洗脳されて自己犠牲してまで寄生生物を守ってしまうこのズブズブな関係はある種の愛の形かなとも思った。

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2020年11月14日

Posted by ブクログ

寄生生物というものがあるのは
知ってはいたんですが
「えげつない」と言われるほどとは 
と思ってました
ごめんなさい 本当に「えげつない」です
怖いです 涙目になります
長年 疑問だった
狂犬病の症状の謎がわかったり
カッコウが思った以上に残虐だったり
魂が抜けるような 発見に満ちた本でした

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2020年08月05日

Posted by ブクログ

寄生生物こっわ。どうやってこんな複雑な生態を身に付けたんだ・・スゴ過ぎる。まさに生命の神秘。

特にカニのヤツが面白かった。いや、全部面白かった。

NHKはネタ切れ気味の「植物に学ぶ生存戦略」をそろそろ打ち切ってこれをすぐに番組化するべき。

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2023年06月07日

Posted by ブクログ

寄生って他の生き物の身体を常宿にするだけじゃなくて、意識も完全に乗っ取ってるのが本当にえげつない。彼らがどんな進化を経て寄生するようになったのか、なぜその寄生先を選ぶようになったのか気になる。
あと、蜘蛛が昆虫じゃないこととキノコが真菌という生物だってことが衝撃的だった。あいつ野菜じゃねぇんだ。

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2023年02月13日

Posted by ブクログ

ハリガネムシ、エメラルドゴキブリバチ、コマユバチ…
題名どおり、えげつない!
生き物の世界って奥深い。

468.4

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2021年10月10日

Posted by ブクログ

他の生物に寄生し、エネルギーを横取りするだけに留まらず、脳を乗っ取り行動を支配したり、依存症にさせたり、驚くべき寄生虫の生態が面白おかしく、そして分かりやすく書かれていた。一気に読んだ。

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2021年03月21日

Posted by ブクログ

生物学の専門家による寄生生物の話。寄生生物について、絵入りで詳しくわかりやすく説明している。カマキリやゴキブリ、テントウムシといった昆虫にも寄生する生物がおり、脳に作用する物質を送り込み、自分の都合の良いように活動をコントロールしている。面白い。

「ゴキブリの数は、1兆4853億匹ともいわれており、日本だけでも236億匹が生息するものと推定されています。ざっと計算すると、日本人1人につき、200匹のゴキブリがいるということ」p18
「ゴキブリは、約3億年前の古生代・石炭紀に地球に登場した最古の昆虫の1つ。大きさも形も当時とほぼ変わっていません。3億年前なんて、人類はおろか哺乳類さえ地球に存在しなかった時代です。そんな時代から絶滅もせず、生き残ってきた生物と共存できている現在に、感動しなければならないのかもしれません」p19
「クモの糸は、同じ太さで比べると鋼鉄よりも強く、しかも、鉄の1/5くらいの重さしかありません。直径4センチのクモの糸があればジャンボジェット機を持ち上げられると言われています」p124
「(トキソプラズマ)世界では1/3もの人がこの寄生虫に感染しており、日本では約10%の人が感染していると言われています」p136
「トキソプラズマに感染すると、事故に遭いやすい? ブチキレやすくなる? 起業したくなる?」p144
「(狂犬病)現代でも、撲滅できないばかりか、大きな脅威となっており、毎年世界中で約5万5000人の死者を出している」p156

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2020年12月03日

Posted by ブクログ

生き物の生存戦略というものは本当に凄い!!と感心しました。タイトルには「えげつない!」とありますが、私は生き物たちに感心するばかりで「えげつない!」より「凄い!!」という、目から鱗が落ちる感じに近かったです。「えげつない」というのは「人間」の立場で考えるからで、「きっとこれが人間世界だったら…」と想像するから恐ろしく感じるんでしょうね。寄生とは生き残るために身に付けた戦略で、DNAに組み込まれた行動なんでしょうけど、何故寄生という行動を選んだのか、いつから寄生するようになったのか…本当興味深いです。この本では日本にいない生き物も出てきますが、今度、まず身近にいるクモの巣でもよーーく見てみようと思います。

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2020年10月08日

Posted by ブクログ

ある意味新型コロナより恐ろしい寄生生物(ウイルス)が存在することの驚きや、宿主をコントロールするためのメカニズムがまだまだ解明されていないことにも驚きであると同時に、様々なことが解明されるにつれて、また新たな発見などにつながる可能性が示唆される。また、その寄生が生態系のバランスをも保っている点も非常に興味深い。個人的には、ハリガネムシ、トキソプラズマ、カッコウ、テントウムシに寄生するハチがおすすめ。

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2020年08月02日

Posted by ブクログ

開始: 2022/6/14
終了: 2022/6/14

3行感想
寄生生物の戦略を概観できた。ゲーム理論的な背景があるような記述が多かったため、より理論的な解説を読みたいと感じた。

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2022年06月14日

Posted by ブクログ

 まず最初に生物目線の(これは寄生した生物の場合と、規制された生物の場合がある)物語と、ユーモラスなイラストでどういう寄生をするのかを簡単に紹介した後、詳しく生態を説明する、という構成になっている。
 寄生した生物を操って高所に登らせたりと、小さな動物の世界で戦略的に生き延びる寄生生物が面白い。
 殆どが昆虫だが、最後の方に人間に寄生する生物を紹介しており、啓発の役割も果たしている。
 引用文献が載っているのは非常に良い。

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2021年03月09日

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