あらすじ
創造とは、生物に与えられた至高の精神活動である。そのため、ある偉大な創造がなされた時、人はそれを「天の啓示」などといい、科学の対象とはなり得なかった。しかし近年、脳科学や人工知能などの発展とともに、創造性の問題を科学的に論理付けようという試みが増えている。そこで「脳の潜在記憶」の観点から、人間の創造性がどのように生まれてくるのか、脳科学や計算論、人工知能に関する論文を通して探求する。
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Posted by ブクログ
音楽の実践者による肌感覚を神経学という科学により読み解いた本である。
絵による「技」「創造」に挑戦しているがこの本は自分の身に置き換えられることが多く参考になった。
「ヒトの目、驚異の進化」において「未来予測ができる」で紹介されている脳の処理時間をキャンセルするための予測処理が音楽の場合には「うらぎり」による驚きを産み出すので音楽に集中するのだという話が面白かった。
【キーワードのメモ】
・短期記憶と長期記憶
・潜在記憶と顕在記憶
・手続き記憶とプライミング記憶
・意味記憶とエピソード記憶(高次)
・エントロピーと脳
・音楽の数学的モデルの生成
・拡散的思考(怖れを生みやすい)と収束的思考
・内発性vs.外発性
・ワォ!効果(最適化が余白を生み創造性を生む)
→データ圧縮されると内発的報酬となる
・不確実性と創造性
・暇な時間/マインドワンダリング
・芸樹的才能・創造的思考
・外国語はスポーツのように学ぶ
・潜在学習は言語習得の王道
・マルチリンガルは潜在学習のエキスパート
・翻訳しない
などなど