【感想・ネタバレ】刑事の怒りのレビュー

あらすじ

心をえぐられたとしても、彼だけはあきらめない。

刑事・夏目信人シリーズ第四弾。
涙が溢れるだけでは終わらない。

年金不正受給、性犯罪、外国人労働、介護。
社会の歪みが生み出す不平等に、虚しさを抱えつつも懸命に前を向く人々。
非力な彼らを餌食にする犯人を前に、刑事のまなざしが怒りに燃える。
私たちが願うのは、被害者の幸せだけでいいのだろうか。

現代の闇に根差す凄惨な事件。
薬丸岳が「現代」を描くミステリー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

薬丸さんも好きな作家さんのひとり。
薬丸さんのミステリーは、胸が締め付けられるテーマも多いけど…
とても興味深く、惹きつけられます。

この本は、夏目刑事シリーズ。

・刑事のまなざし
・その鏡は嘘をつく
・刑事の約束

に続くシリーズ第3弾。

夏目信人。
一人娘の絵美が通り魔事件の被害者となり、意識不明となる。
当時、法務技官だった夏目は、犯人を捕まえたいとの思いから、警察官となった。

警察小説はちょっと苦手なのですが、このシリーズは別。
夏目の人間的魅力に惹きつけられる。

【刑事の怒り】は4編の連作短編集。

・黄昏
・生贄
・異邦人
・刑事の怒り

どの作品も社会問題をテーマにしている。
表題作である「刑事の怒り」を読みながら、津久井やまゆり園の事件を思い出していた。

夏目の一人娘、絵美も10年もの間、意識不明の状態だった。
表題作はこの重いテーマを描いている。

この作品が描かれたのは、事件のあと。
薬丸さんはこの重いテーマに挑んだことになる。
とても考えさせられた。

刑事・夏目信人シリーズ。
今後も期待!

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2020年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

刑事・夏目信人シリーズ
自分の娘を通り魔に刺され、娘の意識は戻らない。重度障害者になった娘の事件の犯人に何度も会いに行く…
まず普通の人にはできないであろう。

それでも、刑事を続ける夏目。
こんな刑事がいたら…と思う。

容疑者はレイプから身を守ったと主張する、生贄という短編。
このメッセージはとても伝わる。レイプされた後の自分は死んだまま生きていた。
男性にはわからない感覚かもしれない。



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2022年08月23日

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