あらすじ
凄惨な復讐の連鎖を止めるべく、“呪いの御守り”の現在の持ち主を探す神原と理華。そこへ、かつて理華が目撃した“黒いモヤ”の霊が再び姿を現し…!? 深まる謎を解く手がかりを得るため、神原は“あの男”の元へと向かう――。新たないじめの被害者が、その怨嗟を募らせていく一方、神原の周囲にも不穏な影が…!? いじめへの怒りと憎悪は生者と死者を禁忌の鎖で繋いで行く――!!
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面白い
絵もとても綺麗でストーリーも練られており、オカルト系が好きな方にはとてもおすすめです。
前作もおすすめなので、前作も読んでいる方が楽しめると思いますが、
ほとんど関連性はない話なので、読んでいなくても大丈夫です。
秀麗な筆致とホラーコメディ
ジャンププラスに隔週連載されているホラーコメディ。7話~15話を収録。怨念の権化である復讐鬼による連続殺人事件。その謎に挑む神原省吾。最初に復讐鬼による怨念を晴らし、そして後悔するヒロイン・玉木理華とともに怪事件の謎を追う。
今巻では前作の主人公・吉川泪とそのヒロインである高岡まどかが出演。省吾と理華のために、理華につきまとう黒い影を具現化させることに成功。美処女のその霊は、庄司千里と名乗り、省吾からその霊能を買われ理華とコンビを組むように命じられる。一方で省吾の思い人・佐倉遙は・・・・・・?
復讐のお守りを探すために行動してゆく二人の少女。ホラーシリアスの中にほっこりとしたコメディ要素もあり、ただのグロテスクなホラーとは一線を画した面白い作品となっている。
佐藤氏の秀麗な筆致が興味を引き寄せる。作中で某大作漫画をモチーフとした登場人物も出るなど、コミカルな演出も楽しく、ユーモラスでギャグセンスも高い。シリアスパートとギャグコメディパートがバランスよく調合され、一度読み始めれば、間違いなくはまる作品である。