あらすじ
突如学校に集められた三十人の見ず知らずの高校生達。彼らはゲームマスターという謎の存在によって、≪クラスメイトゲーム≫へ強制的に参加させられてしまった。クラスメイトにはそれぞれ≪配役≫が与えられ、それに沿って三十日間を生き残ることでゲームから解放されるという。しかし各人にはそれぞれ「消すことのできる」対象が設定されており、「一日一人クラスメイトを消さなければならない」≪殺人者≫が混じっているのだった! そして≪殺人者≫から身を守るためには、消されるよりも先に他の誰かを消さなければならない!! あまりに非情な説明に彼らが疑心暗鬼に陥る中、集められた生徒の一人である相浦に与えられたのは「誰も消せず誰からも消される」≪主人公≫の配役で――。
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Posted by ブクログ
突如教室に集められた30人の見知らぬ高校生たち。彼らは謎の存在により、「クラスメイトゲーム」に強制的に参加させられてしまった。クラスメイトにはそれぞれ配役が与えられ、それに沿って30日間生き残ることで解放されるという。
しかし、配役にはそれぞれ「消すことができる対象」が存在し、さらに「一日一人クラスメイトを消さなくてはいけない」殺人者が混じっている。殺人者から身を守るには、消される前に誰かを消さなくてはならない。
生徒たちは無事日常にかえる事が出来るのか……。
デスゲーム系サスペンス、ミステリといった感じ。第一回ファミ通文庫対象の特別賞だそうです。
クラスのキャラクターになぞらえたゲーム設定が個性的で面白かった。伏線が色々はられているので、最後まで読んでから読み返してもとまた面白いかもしれません。
イラストもきれいで良いです。
さらさら読めるんですが、ストーリー説明にある通り配役が多く、意外と設定や名称、視点変更が分かりづらいので時々混乱します。
例えば、Aという人物は○○係と言っているそれはブラフで実は××係、Bは△△係と思われていたが実際は■■係、等。
いかにも同じ世界観で続きそうなエンディングなので、別ゲームの話とかも読んでみたい気はします。