あらすじ
大正時代に、「陸の孤島」といわれたチベットに入り、
先代のダライ・ラマの薫陶を受けた日本人がいた―それが、著者の祖父・多田等観である。
10年ほどチベットに滞在し、ダライ・ラマのもとで修行。
帰国するときには、経典や宝物を多数持ち帰った。
子どもだった著者の佐藤伝さんは、ときおり家を訪れる等観から、いくつもの「人生の知恵」を授かる。
それは、チベット密教の神髄ともいえる内容だった―。
行動習慣の専門家として活躍し、ベストセラー作家でもある著者の人生の礎となっている祖父・多田等観の教えを通して、“命がホッとする”生き方の極意を学ぶ。
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Posted by ブクログ
とても良かった。本当に心がホッとした。
途中スピリチュアル?と気になるところはあった。
分離するか一体化に向かっているかを判断基準にすると良い。これは思考整理に取り入れようと思う。
時間を置いて何度も読み直したい1冊。
Posted by ブクログ
チベット密教について知りたいと思って、わかりやすそうな本書を読んでみた。
著者が子どもの頃に祖父から教えてもらったことがベースになっているので、わかりやすくて、よかった。
また、子どものときは理解できていなかったけど、成長して経験を積むにつれて、祖父の言葉が理解できるようになってきたという件がいくつもあって、わかるなぁと共感。
何かをやろうとか、コントロールしようとするのではなく、目の前の出来事を受け入れて、精一杯やらせていただくことが「宇宙のシナリオ」のままに生きるということ。
たしかに人生にはジタバタしてもしょうがないことが多い。
ホッとする教えで、よかった。