あらすじ
笑いたきゃ笑え。
不器用すぎる「居場所探し」の記録。
#毒親 #不登校 #自殺未遂 #抗うつ剤 #ツイッター廃人 #精神科病棟 #援助交際
#高卒認定試験 #高校中退 #失恋 #自己否定スパイラル #人間音痴 #受験ノイローゼ
パンツは売れども、心は錦。
高偏差値の中高一貫校に通っていたのに、鬱になり中退!
自殺を試みるも失敗し、気がついたら中卒フリーターに。
精神科に入院するなど苦しんだ挙句、「とりあえず大学進学」を目標に決めた著者は、資金を貯めるためにバイトに奔走。
だが、そこでも人間関係をこじらせてしまう。
私の居場所ってどこにあるの?
何をすれば「自分の人生を生きている」と思えるの?
異常なまでに干渉してくる母親に「分身」として育てられた著者は、
警察を呼ばれるほど激しい母娘喧嘩を繰り広げたり、自暴自棄になってパンツを売ってみたり、
果てには援助交際までやってみたりしたが……。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
頭がいいんだなという印象。
いままでの経験をうまく言葉で表現していて、引き込まれた。本人もiqは130ほどあるということで、言葉選びといい、表現といい、素晴らしく楽しめた。
こういう人生経験豊富な人を見ていると、自分は恵まれていたんだなと思ったりもする。
でもちょっと生きることに対して勇気をもらったりもする。
辛い環境からは逃げてもいい、自己防衛してもいい、そうしているうちに、ここだ。と思える様な居場所がみつかったりする。
そうやって僕も自分を一番に守りながら、いつだって辛かったら逃げてもいい。なんとかなる精神で生きていこうと思う。
一読の価値ありだと思いました。
Posted by ブクログ
非常に面白かったです。実体験を赤裸々に書いているので、共感しました。悲しい出来事や忌まわしい記憶は、楽しい思い出を作っていけば上書きされてく、という言葉は特に響きました。
子を持つ親としてこの本の内容は、子育ての一助となりそうです。
Posted by ブクログ
過去なんて忘れちゃえ!どんなに嫌なことがあっても、どうにでもなる。自分を偽って窮屈になるんじゃなくて、好きなようにする。
周りがどう思うかじゃなくて、自分のための旅をしよう。
Posted by ブクログ
過去数々のエッセイを読んで来たがその中でも一番凄惨な内容だった。
感情の起伏が激しく暴力を振るう父親と、娘に過剰な期待を抱く母親を両親に持つ著者。
この母親のエピソードには声を失う。
マンション6階から飛び降り自殺を計った著者。
運ばれた入院先の病院で母親の口から出た言葉は、それまで費やした学費の事と世間体。
鬱、自殺未遂、精神科入院、援助交際、悲惨な経験を重ねた著者だからこそ伝わって来る思いがある。
『人間は失敗する生き物、誰もが加害者であり被害者、「フツウ」な人間はこの世に一人もいない』
生きる勇気を貰える指南書。
Posted by ブクログ
中卒フリーターというところに目が行き借りましたが、なかなかの環境の中、自分の意識を最終的にプラスの方向に向ける事が出来た作者が素晴らしかったです。全ての人が出会いをいい方向の燃料として動ける訳では無いと思います。運が良かったと言えばそうかもしれませんし、生きたいという底力があったのか、運命だったのか、とにかく今、生きてこの本を世の中に出している作者がこれからも突き進んでいけますように!