あらすじ
TVでも大活躍の「爬虫類ハンター」加藤英明先生。加藤先生が長年国内で取り組むのが、危険外来生物カミツキガメの駆除だ。迫力満点のカミツキガメを捕まえるには?そもそもなぜアメリカにいるカメが日本に?自然の仕組みや大切さに気づくノンフィクション。
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Posted by ブクログ
印旛沼のカミツキガメのことがニュースになり、気になっていた。子どもにも大人にもわかりやすい良書だと思う。子ども時代に関わってきた生き物のことや、研究者になるまでの道のりについては、親近感を持って読んだ。生き物を調査すること、特に幼体の生態を把握することの難しさが、手に取るようにわかる。そして、私たちがこれから、どのように野生生物や外来種と接していけばよいかについても、まとめられている。
目次
1 危険なカミツキガメ
2 子ども時代の私と外来生物
3 カミツキガメ、各地にあらわる
4 たたかいの始まり
5 池の水をぬこう
6 150個のわなをみんなでしかける
7 カミツキガメは「悪い生き物」?
8 あきらめたら終わり
・あとがき
・特定外来生物リスト
■コラム:外来生物対策メモ■
1 これが外来生物カミツキガメだ!
2 日本の水辺にいる外来生物
3 カゴわなの種類と仕組み
4 カミツキガメの卵
5 カミツキガメの定着を食い止める方法
6 外国で問題化している日本からの外来生物
7 私たちにできること
著者紹介
加藤英明(著)
1979年静岡県生まれ。農学博士。静岡大学教育学部講師。「世界ぐるっと爬虫類探しの旅」(エムピージェー)、「ゆるゆる外来生物図鑑」(学研)など、爬虫類や外来生物関連書籍多数。テレビ番組でも活躍中。