あらすじ
「考え方」がわかれば、だいたいの問題は解決する!
――『ストーリーとしての競争戦略』著者
一橋大学大学院教授 楠木建 絶賛!
商品「哲学」。
職種「哲学者」。
著者は日本で初めて「哲学専門の会社」をスタートさせ、
独自の「哲学コンサルティング」を実施している哲学者。
「哲学が、どうビジネスで使えるのか? 」
という疑問に真っ向から挑み、
組織においても、個人においても現状を変えていく突破口を見つけ、
圧倒的な成果とインパクトをもたらしています。
その思考のメソッド「哲学シンキング」は、
リクルート、ライオン、東芝、横河電機など、
錚々たるトップ企業がこぞって採用を決め、
いまや著者のコンサルティングは行列が必至です。
とはいえ、よく寄せられる疑問は、たとえばこんなことでしょう。
★哲学って難解なんじゃないの?
★「教養」の肥やしにはなっても、仕事の役には立たないのでは?
★覚えなくてはいけないことがたくさんありそう
いいえ、必要なのは、A4の紙とペン1本だけ。
実際に企業ではこんな課題に応え、驚くべき成果を上げています。
★現状の何が課題で、どこから解決の糸口をつかめばいいか? (課題発見→問題解決)
★「創造的なプロダクト」「刺さるサービス」とは? (マーケティング)
★変化を起こす「斬新な提案」とはどこから出てくるのか? (アイデア創出)
★組織のモチベーションを上げるにはどうすればいい? (コーチング)
★「持続可能な目標設定」はどこに定めればいいか? (ビジョン構築)
★みんなが働きやすい職場とは何か? どうつくればいいのか? (環境改善)
今後5年10年のビジネスは
「問題解決型」の能力より、
「課題発見型」の能力が重視される時代。
従来のビジネススクールで重宝された問題解決のフレームワークでは、
「クリエイティブで美しいイノベーション」を起こせるのかどうか
――そんな声も聞かれます。
そんななか「グーグル」「アップル」といった世界的な大企業が
つぎつぎと「社内哲学者」の採用を決め、
哲学的思考力をビジネスに取り入れる潮流が生まれてきました。
本書の「哲学シンキング」によって「次の課題を見極める力」を高めることは、
世界のトップ人材に求められる「新時代型の能力」を身につけることに他なりません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
すぐに答えの出ないものばかりで溢れている世の中で、「問い」を立てることでものごとの本質に近づく。私たちが勉強してきた哲学を実践する方法が書いてありとても勉強になりました。
Posted by ブクログ
ぐーぐる、あっぷるで、専属の哲学者が雇用されている。
哲学コンサルティング企業や団体が設立されている。
おお、まじですか。
学問とビジネスをうまく統合・活用していく人たち、面白いですね。学問のなかでも、ビジネスにもっとも役立たないと思われがちな哲学がSDGsでもクローズアップ。
・仮説思考・シナリオ思考と違い、あらかじめ用意した問いを一問一答式で確認したり、決まったシナリオ(仮説)をつくらないようにしている。
・直接的には無用な「自由な思弁」こそ大事
こういうファシリテートはあまり得意でないけど、ちょうどこのタイミングの繁忙シーズンに入る前、年1でもいまの自分たちの仕事について、考えてみる期間を設けてみよう。
※デジタルライブラリーより
Posted by ブクログ
ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、デザイン思考、アート思考…そして今度は哲学シンキング?とやや批判的な目線で手に取ったが、読んでみて納得。
不確実性の時代にはたしかに、問いを起点に拡張していき、しかも調和を取りながら、無理なく議論を深めていくこの思考法が活きそうだ。
ビジネスの磨かれた常識が華麗に否定されていき、一種の爽快感も感じた。
Posted by ブクログ
著者の講演を聞いたのをきっかけに読んでみました。
振り返りとしても頭が整理できてよかった。
自分の中の常識、当たり前を壊して新しい視点と出会う。そのきっかけを教えてもらえてよかった。
Posted by ブクログ
なるほど、「哲学」とはこういう風に使いこなすわけか!いろんな哲学書を読もうと思うけど、それ読んでどうすれば良いのか、よくわからないでいたけど、一つのヒントになったように思う。
これは買う。
Posted by ブクログ
本質的な課題をどうやって突きとめるか?
問題の真因を見極めていなければ、どんな答えを出しても、それが本当の答えなのかが分からない
課題に対する意見や主張が浮かんでも、「疑問のカタチ」に変換してみる
課題に対する「答え」ではなく、課題に対する「問い」を出していくことで、「常識的にはありえない視点」「ぶっとんだ発想」も許されてしまう
解決策から遠そうに見えても、モヤモヤ違和感を感じる問からスタートする
悩みの本質とは、
解決策が見つからないではなくて
何が「真の問題」かわかっていないこと
「答え」でなくとも、思考のフレーム(枠組み)が拡張され、新しい「問い」が出てくることで、最初には思いつかなかった視点が生まれる
「起こっている問題の真因はどこにあるか」を見つける問いを立てることこそ、「課題解決」の前にとても重要
本当に聞きたいことは
✗最初にズバッと聞く
○話の流れで、自然にはさみ込む
Posted by ブクログ
2020.07.16 問いを大切にするアプローチはとても良いと思った。素晴らしいアプローチであると思う。一方で、再現性(誰でもこの方法を手軽に実践できるか?)という点ではかなり疑問が残った。かなり、エクササイズしないとファシリテーションできないのではないか。