あらすじ
一軍コーチよりも高給取り――観察と分析で日本と世界を制した、伝説の日本人スコアラー初著作!
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Posted by ブクログ
第一章が一番読ませたかな。
編成時代のFAとか外国人選手の獲得とか、そういうところになると途端に目利きとは言えなくなるのが、ちょっと笑える。組織論というのは、個々の分析力とは別の力が必要だということなのだろう。
Posted by ブクログ
<目次>
序章 残されていたWBCでの大仕事
第1章 職業、スコアラー
第2章 スコアラーはここを見ている~打者編
第3章 スコアラーはここを見ている~バッテリー編
第4章 編成部で生かされたスコアラーの視点
終章 元巨人軍スコアラーとして
<内容>
タイトル通りの本。最近スポーツ系(特に野球の)裏方の仕事がよく本になっている。この本でも第2、3章はなかなか面白い。それを知ってNPBを見るのは楽しいだろう。技術論も結構載っているので参考になる。
Posted by ブクログ
巨人、侍ジャパンなどで長年、スコアラーとして活躍された三井氏。長嶋さんや原さん、イチローとの秘話など裏側も知れて面白かった。来シーズンはまた違った角度から野球を観れそう✨
Posted by ブクログ
エピソードトーク良いです。スコアラーのマニアックな視点から野球を見るため、参考書的な意味合いで読むにはナンセンス。個人的には、イチローとのエピソードがgood
Posted by ブクログ
『ザ・スコアラー』/三井康浩
著者は元プロ野球選手であり、引退後は二軍のマネージャー、査定室長、編成統括ディレクター、スコアラーなど、読売巨人軍に40年携わっていました。
また、第2回WBCでも、日本代表のスコアラーとして帯同していました。
こういうスポーツものの中でも、スコアラーの方の書籍というのは珍しいと思います。選手や監督、又は、GMなど表舞台にいる人の本は多いですが、私自身はじめて読みました。
その目の付け所、スコアラーとして、どんなところを見ているのか、どんな考え方をしているのか、表面的な部分は勿論ですが、目に見えないところを見ようとすることに凄さを感じました。
著者いわく、スコアラーがチームに提供できるのは、”無形の力”であり、それを選手が信じてプレーしてくれてはじめて”有形”になるとのことです。
その過程において、無形の力が有形となるよりも、無形のままで終わってしまうことの方が多い。
そこにはかなさもあれば、真理もあるのではないかと感じました。