あらすじ
奇才あらわる。
「バイきんぐ」のじゃないほう芸人、西村さんの最初で最後の初エッセイです。
小峠さんよりも先に書籍を出版。
社内の反対を押し切っての刊行です。
はっきり言って、売れる期待は全然していません。
ただ、キャンプだけではない、西村さんの“無駄な才能”を楽しんでいただけると幸いです!
有益な情報はほとんどないですが、読むとほんの少しだけ元気がでます。
暇な時に僕はジグソーパズルをやる。本当に気が向いた時だけなので年に2、3回くらい。年に2、3回なら結構やっている方ではないかと思う人もいるでしょうが違うのです、僕はまだ完成してない1000ピースのジグソーパズルを年に数ピースずつ、気がつけば14年という気が遠くなるほどの時間をかけてやっているのです。
1日1ピースやるだけでも3年もしないうちに完成しますからね。「完成させる気がないだろう?」とよく言われますが14年の間コツコツ数ピースずつやっているし、その間4回引っ越しして、そのたびに毎回作りかけのまま梱包しては開梱を繰り返し、ホコリがかぶればパズルを吸い込まないように掃除機をかけ、謎のちぢれ毛が紛れ込めば丁寧に取り除き、それはもう大事に扱っているのです。いつか完成するのを夢見て。(本文より)
【著者プロフィール】
西村瑞樹 (にしむら みずき)
お笑いコンビ「バイきんぐ」にて主にボケを担当。相方はツッコミの小峠英二。
現在はソニー・ミュージックアーティスツ(SMA NEET Project)所属。
2012年『キングオブコント』(TBS)で優勝。
2019年、YouTubeにて『CAMP西村チャンネル』を開設、配信開始。
初の冠番組『西村キャンプ場』(テレビ新広島)が、2019年からレギュラー化。
趣味はキャンプ、映画鑑賞、TVゲーム。特技は野球とカラオケ。本書は初の書籍。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
30代男性
広島のテレビ番組でピンでも活動しているところを見ていたので、読んでみました。
3-4ページ量でオチがついてるコラム集で、趣味、私生活、仕事と内容はバラエティーである。
西村さんは文章を書くのが苦手ということで、あまり期待していなかったのですが、一気に読んでしまうほど、面白かった。
Posted by ブクログ
西村さんの人柄が強く出ていた
キャンプキャラを定着させる気は最初はなかったのにいつの間にか始めたキャンプが仕事に繋がっていた。というのも西村さんの人柄があってこそだと思う。
人を笑わせるのが芸人だがまず自分が1番面白がってるという考え方がスゴイ。
個人的に秋のピークゲキムズ問題が1番共感した
めちゃくちゃ面白い、ってわけではなかった(笑)
Posted by ブクログ
奇人のモノの考え方がわかる。まあ彼個人のものなんだろうけど。
人間ドックに行くことになって検便の話から、採取した便に名前をつけ
「不思議なことにどんなものでも名前をつけると愛着が湧くんですね。提出する際は、恥ずかしさよりも寂しさが若干上回った。」
ネタも書かないし本も読まないと最初に述べているが、出来上がったコラムはいずれも上手である。話の振り、展開、オチ、ときれいに形になっている。
もちろん素材がよいのだろうけど、担当編集の腕を感じる。
Posted by ブクログ
タイトルのジグソーパズルには、著者の異常性を表しているものだと思う。
特に期待せず読むのがよかったのか、読後感よかった。
あと、痛風を呼び込む最高の食べ方。