【感想・ネタバレ】「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考のレビュー

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Posted by ブクログ

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星を5億個つけたい、良書。自分で自分なりの答えを見つけるための、エクササイズにもなると感じました。下記、覚えておきたいアートの鑑賞方法です。

初級…アウトプット鑑賞。アート作品を自身の目で観察して、気付いたことを言語化する。どこから、そう思う?と、そこから、どう思う?と問いかけると、アウトプットが深まる。

中級…作品とのやりとり。アート作品に自分なりに感じることを尋ねて、出てきた感覚を言葉にする。作者の意図も、タイトルも、説明文も無視した、主観的な解釈を広げる。作品から短いストーリーを紡ぐこともオススメ。

上級…背景とのやりとり。作品背景を知ったうえて、自分なりの考えを言葉にする。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

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・目に見えていない部分をいかに想像するか。
 その絵の周り、次代、経時変化、その絵に込められた思いなど。これは絵だけではなく様々な事象に当てはめられる。
・アートにとって本質的なのは、作品が生み出されるまでの過程の方。その過程を知るために美術的な知識が必要。
・なんの脈絡もなく生えていた根たちは、ある時どこかで1つにつながる。興味関心は最初から利益ばかりを追いかけず、自分の好きなことをするとよい。
・アート思考とは自分の内側にある興味をもとに自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの探究をし続けること。
・目に映る世界は、見る人の知識や経験によって大きく歪められる。これは色んな視点や推測ができるという意味ではプラスに働くが、純粋に絵を見るということからは離れていってしまう。
・当たり前に使っていた言葉や認識していた事柄をもう一度見直す良い機会になる。
・絵を見て主観的に感じた意見の根拠となる事実を問う(そう感じたのは絵のどの要素からか)、もしくは作品内の事実から主観的に感じた意見を問う(作品の特徴から自分がどう感じたか)。
具体的な内容から抽象度を挙げると汎用性が高まる。例えば爆発しているみたいな絵だなあ→これは元気さや活発さを象徴しているのかもしれない。
・アートの見方に背景とのやりとりと作品とのやり取りがある。
・アート作品を見て感じたこと、気がついたことをメモするアウトプット鑑賞をする。
・余白は観るものの空想を膨らませる余地が大きい。これは人間にも言えるのではないか。
・現代社会というゲームにルールがあるとすれば、それはただ一つ表現したもの勝ちということだ。

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2024年03月19日

Posted by ブクログ

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アウトプット鑑賞が役立つと思った。アウトプット鑑賞とは、作品を見て気がついたことや感じたことを声に出したり、紙に書き出したりしてアウトプットすること。これをおこなうと、作品の自分なりの理解が深まるし、作品と対話できると思った。

マティスは、「緑の筋のあるマティス夫人の肖像」によって、目に映る通りに書くという従来のアートのゴールを覆した。

ピカソは15万作品があり、史上最も多作のアーティスト。10歳から本格的にアートを学び、91歳と言う長寿でこのよう去るまで作品を作り続けた。
ピカソは「アビニヨンの娘たち」によって、遠近法的なリアルさに対して疑問を投げかけた。

背景とのやりとりと、作品とのやりとりが鑑賞にはある。

デュシャンは小便器を逆さにして名前を書いた作品を作った。これはありえないー!私はアートと思えなかった。

私はアート鑑賞には歴史や時代背景を理解することが大事だと思う。それとともに作品と対話すれば良いのだと理解が深まった。

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2024年03月23日

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