【感想・ネタバレ】誰にも一人ひとり役割がある 障がいのある子とその母の13年間のレビュー

あらすじ

1歳11カ月のとき、長女・遙香は高熱により急性脳症となった。退院後、左半身片麻痺の後遺症によって生活は一変。流産を繰り返した後に待望の第二子を妊娠した頃、夫のアメリカ転勤が決まる。4歳の長女とアメリカに渡り、英語と格闘しながらリハビリに、プレスクールに奔走する日々が始まった――。
アメリカと日本。障がい児の子育てに奮闘する母が直面した両国の教育支援の違い。
戸惑い、迷い、出会った人々、支えられた言葉、13年間の体験を赤裸々に明かす。
「すいません」と謝り続け“できないことを数えた日々”から“後ろから見守る今”まで。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

急性脳症による後遺症を持つ娘さんと、そのお母様が様々な壁にぶつかりながらも奮闘し、成長していく記録です。
アメリカと日本の医療、療育制度の違いやその時々で出会った周りの人達とのエピソードが克明に書かれていて、同じような境遇の方に留まらず、育児に関わる全ての方に参考となる一冊と思います。
出来ないことを数えるのではなく、出来ることに目を向けよう、一度は誰もが思いながらもつい忘れてしまいがちな大事な事を再確認させてもらえるのではないでしょうか。
何度も悩みながらもまた前を向いて進む親子の在り方に、勇気をたくさんもらいました。
すてきな本です。

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2020年07月19日

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