あらすじ
「我慢」は私が一番好きな日本の言葉です。
日本では「我慢」はネガティブな言葉として受け取られがちです。
ただ、私の考える「我慢」はそうではありません。
自分の成長のために、
自分の夢を叶えるために、
今やるべきことをしっかりとやり抜くこと、
それこそが「我慢」だと思っています。
やるべきことをやる=いい我慢を重ねていけば、
未来には驚くほど大きく成長した自分が待っています。
~ニコライ・バーグマン~
日本人的働き方を再定義!
デンマーク人フラワーアーティストの
夢を現実化していく働き方とは?
19歳で単身来日してから二十数年。
日本で学び、今や世界を舞台に
フラワーアーティスとしてのみならず、
自身のブランドを展開するビジネスマンとしても
活躍するニコライ・バーグマン。
彼は、何も知らない、言葉も通じない環境で、
どのようにやりたいこと=夢を現実のものとしてきたのか?
ニコライ氏が日本で学んだ成功のルールを一冊にまとめました!
■目次
PROLOGUE ビジネスはいい我慢の上で成長する
第1章【GAMAN】
いい我慢を重ねることで道は拓ける
第2章【DIY】
自分の柱となるストーリーを作る
第3章【BALANCE】
自分の立ち位置を見極める
第4章【TEAMWORK】
和を大切にする気持ちを忘れない
第5章【PASSION】
情熱があればどこでも花は開く
EPILOGUE いい我慢は運が生まれる環境を作る
■著者 ニコライ・バーグマン
デンマーク出身のフラワーアーティスト。
北欧のテイストと細部にこだわる日本の感性を融合させた独自のスタイルをコンセプトとし、
自身で考案したフラワーボックスは、フラワーギフトの定番として広く認知されている。
その活動の幅は広く、ファッションやデザインの分野で世界有数のブランドと共同デザインプロジェクトを手がけるなど、
フラワーデザインの可能性を拡大し続けている。
現在、国内外に14店舗のフラワーブティック、国内に3つのカフェを展開している。
ソウル、ロサンゼルス、デンマーク、シンガポールなど、ワールドワイドに活躍の場を広げている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ニコライバーグマンの箱根のガーデンに行って、改めてこの人の理想というか、描きたいものがわかった気がした。もちろん、予算制約のある中でという条件付きだけど、歩いていて、静かで、目をうつろう中で発見がある、そして深呼吸してしまうくらい、ゆったりとした植物との対話の時間を作ってくれた。まさに本書の中でも、箱根にいつかガーデンを作りたいと言ってきたと書かれており、並々ならぬ決意を感じる。確か、ずいぶん前だったけど、箱根のハイアットのレストランで、彼を見かけた。上品な面持ちで、カップを啜る姿を見て、箱根が好きなのかなと思ったものだ。視察だったのか、それとも常宿なのか、いずれにせよ、いいご縁であった。
日本に来て20年、という本当に苦労したんだろうと思うけれど、それをポジティブに伝える言葉が、日本語の我慢だ。適当にやって、中途半端な仕事しかできない人が多いからだろうか、我慢という単語に価値を見出した。好きだからこそ、いろんなことを我慢する。
この我慢するを究極的に、また本能的に理解されているであろうコメントが、とにかくしっかり話を聞く、というところに収斂されている。お客さんが、急いでいるとわかったら、10分でお花をアレンジすることが最大のサービスだ。それを40分かかりますと杓子定規に答えたらそれって、そこで終わってしまうのだから。
Posted by ブクログ
我慢とは成長のための一つのステップであって、決してネガティブなものではないとわかりました。どの分野でも成功する人はとても強い情熱をもって仕事をしていると思います。ニコライ・バーグマンもその典型ではないかと思いました。魅力的な仕事が目の前にあれば積極的に関わっていく姿勢は見習わなければならないと思いました。