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凄いな!
わぉ!凄いな!月読之命の神使、兎月は、元幕府軍で、五稜郭で新政府軍と戦って、死んで、甦った男だったんだ!兎月という俳号は、土方歳三に付けて貰った名前で….….う~~ん、過去も、なかなかドラマチック。明治の初め頃の話で、時代背景も、面白い。
Posted by ブクログ
粗筋から推しの波動を感じたので。
まあ結論を言ってしまうと、主役自体は彼ではなかったのですが(主役が彼だと思い込んでしまっていたから、最初主役に対して「お前誰だ!?」と本気で混乱してしまった)
閑話休題。
明治の函館の町を舞台に、箱館戦争で亡くなった元武士が小さな神社の用心棒として町のトラブルや超常現象を解決していく物語。
特に徳利の話は泣けた。
命の使いどころはそこだったのか。
腕っぷしの強さ、一人対多人数相手の戦上手、口調、下手くそな俳句など、どうしても主役に某方の影がちらつく。
その理由は後々判明しますが。
なるほど、生前はそういう方でしたかと。
助けた人たちとの縁が「氏子」としてどんどん繋がっていくのが素敵。
ヤクザものから貿易会社の社長まで、彼の手にかかれば仲良くなるのも造作もない。
(だから、あの人の箱館期の姿がちらつく)
この縁が最終決戦で彼自身を救うことになるのがまたいい。
暫くは「え、俺あいつに負けたのか」と主人公は悩むこと請け合いですが。
帯にもあった兼定の件は、その最終決戦で登場。
そこに登場したのは、待ち望んだ自分の推しのお姿。
非常においしい登場をしたので、個人的には大満足でした。
去り際の台詞には爆笑しましたが。
ええ、それを言い逃げて消えていかないでよ。
自分の好きな方や隊の話も交えつつ、戦闘シーンにはさすがの迫力。
素敵な物語でありました。
今度また函館に行く機会があったら、小さな神社を探して歩き回りそうな気がします。
令和のこの時代、彼は果たしてうさぎになれたのかしら。