あらすじ
シリーズ売上累計約300万部の『ダーリンは外国人』など数多くのヒット作を打ち出した松田紀子氏は、畑違いの「よそ者」ながら老舗雑誌「レタスクラブ」編集長に。低迷していた部数をV字回復させ完売号を連発、出版業界における異例の快進撃と復活劇の立役者となった。出版不況が長引く中、ヒット作を生み出し、雑誌を立て直す突破力を巻き起こした仕掛けとは。また、試行錯誤を重ねながらも仕事への熱量を失わず、松田氏がヒットメーカーであり続けられるのはなぜか。洞察力、企画力、ビジュアル構築力、チームマネジメント力……書籍や雑誌をヒットに導く「編集力」には、全業種に通じる仕事の極意が詰まっていると実感した松田氏。「スッキリ」(日本テレビ)コメンテーターとしても活躍中の敏腕編集者のビジネススキルを大公開!
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Posted by ブクログ
今年から松田さん(ジョンさん)と一緒に働いていて、普段からそのパワフルさや朗らかさ、かつ周囲へ細やかな気遣いを忘れないお人柄の恩恵を受けています。そんなジョンさんの人生の軌跡を知れたことはもちろん、これから30代
、40代の女性として仕事を続ける上で肝に銘じたいことがたくさん詰まっており、とても勉強になりました。
読みながら自分自身のキャリアを思い出していたのですが、私も雑誌編集者を目指していた時期がありました。そしてその憧れを抱えたまま、平日は会社員、土日はzineの編集というダブルワークのようなことをしていたこともありました。私がいつもジョンさんのことが眩しく、とても憧れるのは、「自分が突き詰めもせずに手放してしまったもの」を、強くて明るい太陽のような意志を持って、真っ直ぐに実現されている方だからなんだなと、と今回著書を読んで思いました。
「なりたいもの」を強く持てなかった私が、巡り巡ってジョンさんと同じ職場だというのは不思議なご縁ですが、同じコミュニケーションプランナー職だということをとても誇りに思います。「人生は今が一番若く」、何も遅くはないのだと信じて、「昔からずっと好きだったもの」をひとつずつ取り出して、自分なりのペースで磨いてみようかなと思います。