【感想・ネタバレ】ハナコトバ喫茶の事件図鑑のレビュー

あらすじ

すべての花には、物語がある――大学近くの桜並木の川沿い、三つめの曲がり角の先に『カフェ・メープル』という喫茶店がある。そこでアルバイトをしている大学生の内藤祐介と、友人で“植物男子”の石蕗馨。身の回りで起こるちょっとした謎や持ち込まれる相談を、二人は花言葉を元に解き明かしていく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この作品は伏線が多いので何でだ?どういうこと?と常に疑問を持ちながら読んだ。なかでもココネちゃんが謎めいてていつも気になってた。
一番好きな話は第2章。クローバーを探す場面が心に残る。
p92「人間の集中力が持つのは十五分だ。一回休むぞ」という馨のセリフに感動する。ここでも祐介の足を馨が気遣ってる。ということなんだろうなと後で気づく。馨は花言葉に詳しく優しいしイケメンだ。魅力的なキャラ。食べ物では熱々のクロックムッシュがおいしそう。
エピローグは本編を最後まで読んだ人のご褒美のようだった。高校生の頃の祐介と馨をもっとみたい(´- `*)
表紙のイラストもきれい。影の部分が思い切り暗くしてるから木漏れ日がいっそう明るくなる。好みのイラスト(*^^*)

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2019年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

花言葉に元に謎を解決とはどういうことかと興味津々で読みました。
人の想いや願いを読み解く物語でした。
学校でのいじめの話、喫茶店のお客さんに関わる謎、ミスコン出場者へ届いた脅迫状。
そして、喫茶店の常連客だった少女の家出の話など。
その行動に隠された意味や想いを植物のことから読み解く……ユニークな展開でした。
植物もこういう見方をすると奥深いものですね。
メインキャラたちもユニークながらいい人たちで、読んでいて随分癒された気がします。
あの喫茶店に自分がお邪魔している、そんな気分が味わえました。
出てくる料理も飲み物も美味しそうでしたし。
近くにあれば通い詰めたいなあ。
個人的に宮沢賢治の話が出てきたのが嬉しかったです。
植物の登場多いですものね。
ココネちゃんは最初から謎の多いキャラだったので、彼女の掘り下げ話で色々分かってスッキリ。
主人公との仲がちょっと気になったので(失恋の痛みが癒えたのは彼女のお陰もあったと思うし)この先どうにかなるのかな、なんて、そんな妄想も楽しい話でした。

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2019年11月19日

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