【感想・ネタバレ】うちの嫁は児童虐待サバイバー ~彼女の生きてきた壮絶な16年間を見てほしい~のレビュー

あらすじ

【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

児童虐待の真実を描ききった実録漫画。

6歳の時に、預けられていたお寺に迎えにきた「両親」は、悪魔だった。暴力、ネグレクト、奴隷労働、レイプ、強制売春ほか、10年にわたる児童虐待の真実を描ききった実録漫画。
虐待が明るみに出て引き取られた児童保護施設の実情。その後も続く「両親」からの金銭要求。虐待の後遺症である鬱とPTSDとの戦い。そして、現在の旦那と出会い、幸せをつかむまで。
「いま、私のような、あるいはもしかしたら私よりもひどい目にあっている子がいて、この物語に触れてくれたとしたら、これだけは伝えたい。あなたの未来に幸せは絶対あるから、今をあきらめないでほしい。
もし、そういう子を知っている大人が読んでくれたら、どうかためらわずに手をさしのべてほしい。私を救ってくれた人々のように」(作者あとがきより)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

祝、電子書籍化!

児童虐待の痛ましいニュースを聞いても、メディアで報道されるのはほんの一部です。
この書籍では、その児童虐待の実態や、後遺症の事などが、ゆるいタッチのマンガで知ることができます。(以下、レビュー最後尾につづく)


↓12月18日投稿↓
「フリーダム嫁の観察日記」というブログの記事を基に、書籍にしたもの。

ブログはフルカラーですが、書籍は白黒のようです。ブログは拝見しているので、内容自体は読み応えあるものだと分かっていますが、書籍として読むとどうなのか…期待とシビアな思いで、とりあえず★3つ評価です。具体的なレビューは読了後に改めて書こうと思います。


↓12月28日読了後追記↓
書籍としては★2〜3 というところでした…。
まず、白黒ということで、状況が伝わりづらくなってしまっていたのが、とても残念。壮絶な児童虐待をゆるいタッチのイラストで表現しているのが、このマンガの大きいポイントだと思うのですが、白黒にすることで、その良さが削られてしまっていると感じました。
構成は、ブログよりもエピソードは削られ、順番も変わっているところがありました。書き下ろしのエピソードが数本ありました。初見の方には読みやすいかもしれません。ただ、ブログより読み応えが減ってしまっているとも感じました。
書籍全体の約半分が児童虐待〜児相での話、半分が児相後の人間関係や後遺症についての話です。書籍のタイトルを思うと、前半の構成が少ない、と言いますか、後半の構成が多すぎる、と言いますか…。
(もっと入れるべきエピソードや、入れなくていいエピソードもある構成だと、私は感じました。惜しい…。)

(レビュー冒頭の続き)児童虐待の痛ましいニュースを聞いても、メディアで報道されるのはほんの一部です。
この書籍では、その児童虐待の実態や、後遺症の事などが、ゆるいタッチのマンガで知ることができます。
多くの人の目に留まって、社会の関心が向いてほしい作品です。インターネットのない環境(図書館とか)にはぜひ置いてほしい。ただ、ブログの方が読み応えあるので、インターネットのある環境なら、まずブログをおすすめしたいです。

2
2019年12月28日

「ノンフィクション」ランキング