【感想・ネタバレ】開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える 「してはいけない」逆説ビジネス学のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年08月14日

プロレスラー川田利明氏のビジネス本。

ラーメン店、飲食店の起業に関する苦労や失敗談がこれでもかと書かれていて、サラリーマンとして名刺に守られて働くことがいかに恵まれていたかがわかる。

川田利明氏のファンなので手に取ってみたが、起業に関する苦労、特に経済面での苦労はこれでもかと言うくらい書かれてい...続きを読むるので、これを読むと安易に飲食店で起業など考えられなくなるだろう。

川田氏のプロレス同様、無骨な論調で書き進められているのだが、どこか親しみやすい。
意地を張り続けてラーメン屋を続けるというのも、自分は決して真似出来ないが、その姿や生き様に少し憧れる。

これから飲食店で起業しようとする方や、プロレスラー川田利明のファンであれば読んで損は無い。

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Posted by ブクログ 2020年07月18日

元プロレスラーがラーメン屋になって10周年たった話です。すべて話し言葉で書いてあるのでとっても読みやすいです。所々にプロレスネタも挟んでありプロレスファンもきっと楽しめると思います。最初から最後まで一貫してラーメン屋は儲からないからやめろやめろと連呼しています。それでも何故か興味が湧いてしまう不思議...続きを読むな1冊です。

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Posted by ブクログ 2019年10月01日

全く持ってキツい。ラーメン屋は絶対やらない。

全日本プロレスの川田利明というネームバリューで、かつ本人が厨房に立ってこの状況は正直難易度が高過ぎでしょう。

これでもかという失敗談がわかりやすく、5章の俺だけの教訓でしっかりまとめている。なお、後書きは必読。

ちなみに私も友人と一度行ったことがあ...続きを読むるが、次に行ったらおすすめのカレー白湯ラーメン食べることにする。
(その時は煮干しベースのラーメンだった。普通に美味しかったけども。)

以下私見になるが、
何をやるにしてもスタートアップは大変だが、ラーメン屋問わず飲食店に対するスタートアップ支援は行政レベルで少し考えた方が良い気がする。

これから増えてくるインバウンド需要を考えれば、多種多様な国の飲食店が必要だし、特化した飲食の人材を育てる土壌が必要だと思う。

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Posted by ブクログ 2024年04月15日

★飲食店やばい。長年お店やってる人尊敬する。皆んなこんな苦労してるんか。
★内容はリアルだし、一言多い感じが著者ぽいし、レスリングの話ほとんどなしに一冊苦労話だけで書き上げてる。本人がガチで書いてると思う。
○初期投資は回収できないものとして腹を括れ
→★夢も何もない
★メンマ凄い、食べに行きたい。...続きを読む町の飲食店は皆こういった採算度外視のサービスもしつつ頑張ってくれてるんだろうか
○ジャイアント馬場率いる全日本プロレスという一代限りの看板だったのだろう。今はもう味わうことはできない
→★カッコいい
★飲食店経営に興味なかったが、苦労話と愚痴が一つ一つリアルで面白いので川田フリークとして満足できる内容だった
★ラーメン屋でもレスラーでも川田は川田だった。かっこいいぜ

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Posted by ブクログ 2023年02月10日

よく『飲食業はドリンクで儲ける』と言われるけど、それはチューハイやサワーなど、お店側でお酒の濃度をコントロールできる商品の話。

ラーメン屋のカウンターの上に置かれた小さな券売機は50~60万くらいする。

ラーメン一杯を1000円だとしたら350円の原価がかかり、650円の利益がでる。←単純計算。

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Posted by ブクログ 2022年01月10日

プロレス、全然知らないんです…。全日とか新日とか、本著を読みながら「馬場さんは全日なのか」と知ったくらい(失礼)。
本著を読むキッカケはあくまでビジネス書として、でして、こんなタイトルの本見て読まずにスルーするのは善管注意義務違反だろうと(笑
というコトで、元三冠ヘビー級王者である川田さんに私が初め...続きを読むて触れたのは、ラーメン店の経営学ということになりました。

サラリーマンとして"ままならない"日々を過ごす中では、どうしても「一国一城の主」としてお店を構えて、そこを気持ち良く維持していく暮らし、というのは憧れてしまうものです。会社辞めて○○屋さんやっちゃうかー、みたいな。
そんな甘え?を、本著は一撃で粉砕する訳です。「ほとんどの人が、『会社に守られている』という感覚があまりないと思う。」というのが著者のセリフで、宮仕えの感覚で起業したら「絶対に半年も持たない」と断言。
200ページ程の分量で、口語体なので大変軽く読めてしまうのですが、お店を経営する未来がチラリとでもよぎった方は全員読んでおくべき本だと思います。

本著を読んで思いを馳せたのは、「適正な価格って、いったい何だろう?」ということです。
仕込みに3日かかる乾燥メンマと、既製品のメンマ。確かに味は違う(そうだ)けど、じゃあ明示的にラーメンに100円とか上乗せできるのか?というと、そうでもない。1,000円以上をラーメンに出すのを躊躇する向きもあるし、難しい綱引きになってしまう訳です。
そんな中で、大規模チェーン店は「『ものすごく旨い、というわけでもないけれど、まずくもない』くらいがちょうどいい」という戦略で、セントラルキッチンを活用してほどほど(以下)のモノを安く出すと。
より良いサービスを提供しようという著者の矜持は素晴らしいものですが、焦土戦のようなものを感じてしまいます。。

本著で意外に感じたことが2点。
「10年やってきてお酒を飲むお客さんの言動で嫌な思いをさせられたことは、皆無に等しい」そうで、著者自身も「謎の法則」と言っていますが、確かにどういうことなのか…と思いました。店主がプロレスラーだから?(笑
あと、油の話も興味深かったです。天ぷらは新しい油が良いけれど、唐揚げはそうではない、というのは、自分で確かめる著者だからこその内容だと感じました。

とりあえず、著者のお店に早く食べに行ってみたいです。読めば読むほど旨そうなんだよなぁ。。

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Posted by ブクログ 2021年05月01日

飲食店経営の「してはいけないこと」が経験をもとにこれでもかと書かれている。
個人的に心に残ったのは、既製品では失礼なんじゃないかと思い、メンマの仕込みに3日かけているという内容。
仕込みに手を抜かないから、食事や睡眠をする時間も削っている。
「してはいけない」を通り越し、もはや川田さんじゃないと出来...続きを読むないことです。

真似したくても出来ない、心が打たれる生き方です。

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Posted by ブクログ 2020年05月22日

「ごつごつしているけど、好きな本」

 文章はうまくない。でも味がよい。

 自分の筆力を棚にあげていうのはなんだが、この本もそんな一冊だ。

 プロレスファンだが、著者の川田利明氏の熱烈なファンだったことは一度もない。

 しかし、「川田選手が出てくる試合は間違いなく面白い」。ひいきの選手が勝とう...続きを読むが、川田選手が勝とうが、確実に“熱い一戦”なのだ。

 勝敗はつくのだが、「この試合を見られてよかった」という印象ばかりが残る。

 あの名勝負製造機の川田選手が本?と興味本位で手に取ったのだが、

①プロレス好き(40代以上)
②飲食店(ラーメン店)を始めたい
③脱サラしたい
④なんか迷っている


 という人なら誰にも読むべきところがある(誰しもどこか当てはまるか)、

 川田選手と同じく引き出しの多い本である。

 後にフットルースでタッグを組むことになる、冬木選手と料理のエピソードは心あたたまるものがあるし、全日色しか感じない川田選手が中学を卒業した時、新日に受かってとは、プロレスファンには常識なのかもしれないが、はじめて知った。

 ジャイアント馬場さんがマックのフィレオフィッシュが好きだったなんて、ORIGAMIのアップルパンケーキよりインパクトがある。

 プロレス史的には微妙な存在として語られる馬場元子も絶賛している(だからこそノア分裂時に全日に残ったのだろうが……)。

「俺が長い全日本プロレスの道場の歴史の中で初めて開発したオリジナルメニューがある。それは『カレーちゃんこ』だ」って、そうだったのか。

 いまや水道橋の矢野選手(新日本プロレス)の店の定番メニューである。

「今、日本には約3万件ものラーメン屋が存在する」とは、ラーメン店を始めようとするチャレンジャーなら、「10年続くラーメン屋はたったの1割!」「3年以内に8割の店が廃業するサバイバル業界」と共に知っておくべき数字だ。

 成功法則が基本のビジネス書、ノウハウ本ではこうした事実は通常明かされない。有名人だから本になったともいえるのだが、オーソドックスな基本書ではなく、“裏ビジネス書”として読むべき価値がある。

 銀行員になろうとする大学生の裏必読書が『ナニワ金融道』みたいな話だ。東洋経済の『金融読本』も読んだ方がいいけど……。

 激しく共感できたのが、「特に1990年代を経験してきた人たちは、なんか自分が偉かったような気分になっているようだけど『それは違いますよ。あなたじゃなくて、あなたが持っている名刺が偉かった。名刺に書かれている会社名と肩書きが偉かっただけです』と強く忠告したい」である。

 おそらく、1990年代はサラリーマンにとって、最後のオイシイ時代。それを知る同僚が独立して、辛酸をなめたケースを何度も見てきた。

 肩書の面でも、お財布の部分でもホントは会社に守られているのだ。

 プロレスと本書の引き出しの多さは、「基本さえ、ちゃんと学んでおけば、そこからいくらでも応用が利く」からなのだろう。どの世界でも”いい味“を出せる人の哲学だ。

 プロレスラーのお店は、もはや伝説の「寿司 しま田」ほか、いろいろ巡ったが、『麺ジャラスK』は未体験。コロナ渦が終わったら、ぜひ「乾燥メンマ」から作ったオリジナルのメンマを体験しに行ってみたい。「たまたま来ましたよー」風な風情で。

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Posted by ブクログ 2020年03月08日

レスラーだった川田さんがラーメン屋の経営で10年続いた事の主に苦労した、大変だった所に特化したビジネス書。
通読して思ったのが、ラーメン屋の経営がこんなにも厳しい物だったのかと。
わたしは福岡出身なので関東の豚骨ラーメンの店に良く行きますが、確かにチェーン店意外だと家族か1人でやってるところが多い印...続きを読む象ですけど、その理由もよくわかりました。
発券機を採用している店が多いのも。
安易に会社辞めて自由に!と唱える人がいますけど、
この本は会社辞めた後の現実が書かれてるのはもっと評価されていいと思いました。

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Posted by ブクログ 2019年12月17日

2009年、三沢の死にショックを受けてプロレスを休業し
ラーメン店「麺ジャラスK」を開店した川田
なんとか10年持たせてきたが
内実は常に倒産寸前
カウント2.99の連続だったそのズンドコ経営ぶりを
赤裸々に暴露する一冊である
しかしなにより圧倒されるのは展開の巧さだ
いきなり鼻持ちならない自画自賛...続きを読むで読者のヒートを煽ったところに
たたみかける自虐の連発
それでいながら徹頭徹尾ブレない謎の上から目線で
緊張感を途切れさせない
まさにプロレスラー川田利明の面目躍如か
ついでに言うと
プロレスファンにとって長年の謎だった
「なぜNOAHに行かなかったのか?」という疑問にも
しれっと答えているのだが
まあなんというか
ラーメン屋に転職した川田の甘さは
NOAHを旗揚げした人々の甘さに通じるものだったかもしれません
とはいえ、人生にはきっと冒険も必要なんである

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Posted by ブクログ 2019年12月16日

191215.1日で読めてしまった。
最初にカラー写真があるが、最初読み飛ばしたのに読み終わってから再度眺めてしまった。
なんやかんやとても良い宣伝本になっていると思う。
読んだ後はこの店に行きたくなる。
確かにサイドメニューのこだわりが強く、ビールとサイドメニューだけで粘りたい客の気持ちも分かる。...続きを読む
立地と広さと居抜きなのに厨房施設がないところはたしかに反省点。笑
料理というものをビジネスとするか趣味とするかで話は別れる。不器用なりにそのラインを責め続けているお店なんだと思う。
得手してこういう店は愛されつつも続かないのが悲しいところ。
普通に値上げしても良いのでは?美味そうですよ。

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Posted by ブクログ 2019年11月08日

元全日のプロレスラー川田利明が経営するラーメン屋の話。
個々の話は面白く,川田がラーメン屋を熱心に経営していることはよくわかるが,タイトルにそぐわないように思う。本当は,自分のラーメン屋の話を素直に書きたかったのに,編集サイドで,逆説ビジネス学みたいなタイトルにしてしまったから,全体としてこんな感じ...続きを読むになったのかなとは思う。
真面目にラーメンを作っているようなので、店の宣伝にはなると思うな。同じ話が繰り返されるので,口述筆記かなとも思った。

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Posted by ブクログ 2019年10月06日

全日本プロレス四天王の一人であり、三沢光晴とのタッグやシングルマッチ名勝負数え唄でも知られる川田利明選手が華麗に転身したラーメン業10周年の裏側について語る本書。

全日時代は川田利明選手は大好きだったし、特に三沢戦はビデオに録画して50回以上観たほど、当時このプロレスは事件だ!とざわつくほどガチな...続きを読む命を削った試合にしびれた。

そんな川田さんのプロレス以外の本。
さくさくと読みやすくて面白かったし、どのように?なぜに?ラーメン屋さんを経営するようになったのか書かれている。

その辺のビジネス書と違うのは成功談ではなくほとんどが失敗談。反面教師にして脱サラでラーメン屋なんてやらないほうが良い!ということがクドいほど書かれてる。

ざっくりと赤字続きでベンツ3台を売ることになったエピソード、開業のための膨らむ出費について書かれているが、負債の部分は強調されていたが、利益についてももう少し具体的に知りたかった。
ラーメン1杯辺りの粗利がどれくらいなのか。については書いてしまうと意外と余裕あるじゃん。という印象を与えてしまうからなのかもう少し具体的にあると参考になる人も多いかと思った。

後半は結構ラーメン業についての不満や、非常識なお客さんの愚痴についてのオンパレード。どうみてもお客さんが悪いエピソードばかりなのだがここまで愚痴っている現役飲食店オーナーってどうなんだろ。と。
ラーメンでもなんでもこだわりが強く器用にこなす川田さんはもう少しこの辺りも器用にこなしてほしかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月15日

なんとなくだけど、
ある程度お金がたまって、
老後は一人でのんびりと飲食店を開いて、
いい感じにだらけたマスターをするのって憧れるけど、
実際は大変だよね、きっと。
のんびりとか言ってらんないことたくさんありそう。
ラーメン店に関しては問題外だな、
絶対に自分じゃ無理だと思う、
逆説的に勉強になるビ...続きを読むジネス本でしたw

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Posted by ブクログ 2020年07月09日

プロレスラー兼ラーメン屋店主である著者が、いわば失敗談を挙げ、これから商売を始めるならラーメン屋だけはやめておけ、と繰り返し書き綴っている本。
文章は口語的でとてもわかりやすい。著者のことは名前だけ知っているような状態だったけど、読み進めるうちに人となりが伝わってくるようだった。
思っていたほどノウ...続きを読むハウが詰まっているわけではないものの、商売を始めようという人にはもちろん、普通の会社員が読んでも読み物として面白かった。

個人的に一番共感できたのは、飲食店には想像以上にわけのわからない客が来る、という箇所w

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Posted by ブクログ 2019年12月26日

デンジャラスKから、麺ジャラスKへ。 戦いの舞台はリングからラーメン店へ変われども、困難な状況も意地で立ち続けるその姿に今も胸アツ。 看板メニュー「カレー白湯麺」目の当たりにすると、あのタイツの黄色イメージも蘇るのだろうか… お店に、行けばわかるさ。

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Posted by ブクログ 2019年11月05日

元全日本プロレスラーの川田によるラーメン屋経営本

ラーメン屋を維持するためにベンツを3台売ったという話なぞビジネスの難しさを感じさせる話てんこ盛り。

サラリーマンは役割分担で効率化している点と組織に守られている点を忘れてはならない。

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