【感想・ネタバレ】ゆめつげのレビュー

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ネタバレ

夢で占いをする家系に生まれた神官の弓月の元に、江戸の大金持ちの商家の子供の行方を探す依頼が舞い込んだ。
その子は幼い頃に江戸の大火で行方知らずになったのだが、数年後に候補者が3名集まり、そのうちの誰が本物の子かを当てるという依頼だ。
ただの占いの筈が、浪人に狙われ、監禁され、国に関わる大きな陰謀に巻き込まれていく。


幕末の時代の神官職、商家の立ち位置を描いているが、この視点は考えたことがなかったため面白かった。
江戸時代の謎解きもので、今作は夢告げというファンタジー要素がある。
読みやすい文章で、スラスラと入り込めた。

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2019年07月13日

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ネタバレ

読みやすい。これは小説の一番大事な要素であろう。畠中作品は一貫して読みやすい。頼りなげな愛すべき人物が主人公なのが良いのだろう
彰彦が弓月を伴って京へ行かなんだは残念だがこれは別の作家の領分かも知れないと一人納得

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2012年12月05日

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ネタバレ

小さな神社の神官を務めるのんびり屋の兄・弓月、しっかりものの弟・信行。
弓月は夢からお告げをえることが出来る『夢告(ゆめつげ)』の力を持っていた。普段はあてが外れたことばかり見ていた弓月だったが、なぜか大店の一人息子である『新太郎』を探してほしいと頼まれ…

主人公・弓月ののんびりだけど飄々としたところが憎めなくて良い。
幕末の混乱と事件が交錯していく点は面白いが、説明が長いと思う。
ただ、一気に読めた。
出来たらこの弓月の活躍(?)の続きをまた見たい気がする。

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2013年05月01日

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ネタバレ

【あらすじ】
江戸は上野の小さな神社で神官を務める、のんびり屋の兄・弓月としっかり者の弟・信行。夢に入って過去や未来を見る「夢告」が得意な弓月だが、迷い猫を捜せば、とっくに死んで骨になった猫を見つけるという具合で、全く役に立たないしろもの。が、何を見込まれたか、大店の一人息子の行方を見てほしいという依頼が。礼金に目が眩み弟をお供に出かけたものの、事態は思わぬ方向に転がって…。大江戸・不思議・騒動記。

【感想】

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2017年08月22日

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安政の大地震で行方不明になった青戸屋の息子・新太郎を探すためにゆめつげを行う弓月と弟の信行。候補者の3人の子供たちとそれぞれの養い親。寺を抜け出そうとする人間を襲う浪人たち。夢の中に現れない新太郎の謎。青戸屋の息子に隠された秘密。

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2014年04月15日

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ネタバレ

江戸のしがない神社の息子2人、弓月と信行。のんびりとした兄、弓月はしっかりものの信行にいつも叱られっぱなし。そんな弓月は夢に入って過去や未来を見る「夢告」を行うことができるが、その結果はいつも芳しくない。
ところが、さる大きな神社の権宮司がその夢告を見込んで、大店の一人息子の行方を占って欲しいと頼んできた……

夢告という特別な能力に加え、ミステリー、政治などが絡まって最後まで楽しめました。
幕末という動乱の時代を市井の人々がどう生きたかという様子も垣間見ることができました。

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2013年11月07日

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ネタバレ

時は幕末。舞台はお江戸。
夢告ができるがおっとりとしていて一見頼りない兄と
その兄を理解し支えるしっかり者の弟。
貧乏神社の禰宜兄弟が主人公です。

何年も前に行方不明になった札差の息子の捜索から始まり、
町に横行する辻斬り、倒幕運動や寺社の未来にまで話は広がります。

話をやや広げすぎた感があり、
終わり方があっけないというか尻切れトンボのように感じましたが、
しゃばけシリーズとは一味違った面白さがありました。

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2013年04月28日

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