【感想・ネタバレ】ゴーストリコン ワイルドランズ ダークウォーターズのレビュー

リチャード・ダンスキー / 野中誠吾

[★★きったん★★ · ★★★★★]

特殊部隊の精鋭が活躍

初めて読むシリーズ。昔から特殊部隊が出てくるミリタリーものが好きだったが、今までの作品とは違った味わい。「ゴースト」を構成するメンバーは、いずれもデルタやシールズなどの特殊部隊から選抜された百戦錬磨の精鋭。今回登場する４人のバックグラウンドが幕間で語られるところがユニークだった。不利な状況下で過酷なジャングル戦を戦い抜き、ミッションを成功させるあたりはさすがに戦闘のプロというべきか。戦闘でも仕事でも大切なのはお互いの信頼関係だということを実感した。

[ブクログ · ★★★★☆]

ゲーム(ワイルドランズ)は最近までハマってたし、ブレイクポイントは目下プレイ中。そのせいもあって非常に楽しく読めた。ワイルドランズでボリビアに赴く前、ノマド達4人が初めてチームを組んだ作戦が描かれている。ゲームにつながるのでどうせ誰も死なないだろうと判っているけど、かなりスリリングな展開にドキドキする。ゲームではまるでずっと昔から組んでいたチームのように感じるが、ここで語られるたった一つの作戦で、寄せ集めのメンバーがいかに信頼関係を築いていったか良く判る。ボリビアへの伏線も散りばめられていて、ゲームの前日譚として良く出来たストーリーだった。