【感想・ネタバレ】青い秋のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年01月30日

 新人類のアイドル評論家の中森明夫の自伝的小説。

 これはすごい熱量だ。
 新人類を生んだ80年代の圧倒的な熱量。岡田有希子が、後藤久美子と宮沢りえがそこにはいた。だが、話の焦点はアイドル達だけではない。むしろその脇にいる男達の物語。圧倒的な熱の中でほとんどの者はやがてその舞台を降りていく。その人...続きを読む生に嗚咽するほどの悲哀を感じた。書き手である主人公だけは老いてもその世界に留まり続ける。だから『青い秋』なのだ。このタイトルが全て読み終わった時に鮮明に焼きついてくる。

 この本に出てくる男も女も全ての登場人物が美しかった。

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Posted by ブクログ 2020年03月01日

アイドルとオタクの評論家として平成の時代と同衾した昭和生まれの作者の自伝的私小説。秋元康など(名前を変えてあるがすぐ分かる)著名人たちが次々と出てくる中で、後藤久美子、西部邁との交流がとりわけ印象深い。

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Posted by ブクログ 2020年01月07日

あの中森明夫だからこそ書けた物語たち。
青春は甘苦いものだけど、青いまま秋に至ってしまった果実はひたすら苦い。
アイドルに興味がないしバブル世代だけどその恩恵に与ったこともないけれど、時代の空気感は体で覚えている。あのペラペラに薄くてギラギラに熱い空気。

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