あらすじ
泰平の世を謳歌する江戸は、飲食文化が花盛り! 田舎者の武士や、急増した町人たちが大いに楽しんだ。武士の食べ歩き、大食い大会の様子、ブランド酒、居酒屋の誕生、出会い茶屋での男女の密会──。日記や記録などで、100万都市の秘密を明らかにする。
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Posted by ブクログ
幕末の万延元年に、江戸には3,763軒の蕎麦屋があり、屋台も含めると5千件を超えていたとか。よほど蕎麦好きが多かったのかと思えど、それは水車による製粉技術により16文という安価で提供できたればこそとは思い至らず。確かに人力で臼挽きしていては間尺に合わず、ファーストフードにはなり得なかっただろう。お酒に関しては、国内総石高3千万石の時代に酒米が8百万石を超え、酒造が米価の動向を大きく作用していたとは驚きだ。酒より食用だろうと、いや、思わんか。花魁は床をともにするまで20~30両かかったそうで、悩む(何故)。
Posted by ブクログ
江戸時代の食べ物について詳細な報告で、当時の人の生活が垣間見れる.特に面白かったのは将軍の御成で、大名が接待する状況が詳細に述べられている.何を食べたか、何を見たか.現代の人々が食べているものと比べると、それほど豪華なものではないが、一般の人から見るとすごい料理だったのだろう.独身の男が多かった江戸時代、タイムマシンで行ってみたいと思った.