あらすじ
「仕事ができる人、少し先を読むことができる人は、知らず知らずのうちに、未来予測のテクニックの一部を使って、思考・分析を繰り返しているのである」(著者)
自分の周辺の未来、自分が予測する業界の今後を可能なかぎり正確に予測する技術――。
世界の情報機関がごく普通に使っている思考法・分析手法を駆使することで、「未来予測」はぐっと身近なものになる!
質問の再設定、アウトサイドイン思考、フレームワーク分席、クロノロジー&マトリックス、シナリオ・プランニング・・・・・・
安全保障の最前線で磨かれた機密メソッドを、一般向けに改良、とうとう実現させた驚きの技法を初公開。
はじめに
第1章 未来予測とは何か
第2章 情報分析の技法
第3章 未来予測のための情報分析法
第4章 ケーススタディ1 将来有望な職業を予測する
第5章 ケーススタディ2 未来のベストセラーを予測する
第6章 ケーススタディ3 これからの世の中を予測する
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Posted by ブクログ
「未来予測」を生業にする人がいかなる方法で未来予測をするのか。それを平易に著したのがこの本である。
未来予測「入門」というタイトルであるが「未来予測は外れるのが当たり前」と言い切っている。
実際のところ1971年のイギリス・エコノミスト社の予測には「全世界的パンデミック発生」とあるが、40年後の実際の未来では起こっていなかったので「発生せず」となっているが、2022年を生きている我々ならすでに経験しているCOVID-19によるパンデミックは実際に発生している。
この例は例外であるが悲観的な予測については外れているものが多い。これは人類がその未来を避けることを選択し、それに向かって行動したことによることが多いのだと思う。
気候変動も1980年代には顕在化し1990年代には全世界的な取り組みも始まっていた。グレタさんの一件で彩度注目されているこれも50年を単位にすれば解消していることを願う。自分自身も微力ながらもも取り組んでいきたい。