あらすじ
文学好き、カルチャー好きに贈る絶対保存版。話題となった『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』の著者・菊池良による最新作。もとはWebメディアで2018年に始まった連載ですが、著者はこの連載のために勤めていた会社を辞めるほど熱を入れて執筆。漫画をまじえながらマニアックに、作家、作品、選考についてまとめています。芥川賞を通じて文学史が学べ、当時の世相も振り返ることができる一冊です。
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Posted by ブクログ
著者の菊池良さんが、これまでに芥川賞を受賞した作品をすべて(84年間180作品)読んで、レビュー考察した一冊。昭和時代の作品はほとんど読んだことのない作品だったが、ネタばれなしのあらすじ+著者の考察・他の作品紹介などがコンパクトにまとまっていて非常に面白かった(未読の作品が多くあったので、少しずつ読んでいきたい)。第二次世界大戦の近辺では戦争関連の作品が多く、その後の高度経済成長期にはお仕事小説が多くなり、最近はコンビニやビットコインなどを題材にした作品もでてくる芥川賞受賞作は、時代の写し鏡だと思った。
Posted by ブクログ
ぜんぶと言っているけど、全部ではない。初期の頃は、話題になったものが中心。作品のあらすじと選考委員の評、作家のその後などなど。タイトルだけで実は読んだことないもの、大変参考になりました。
Posted by ブクログ
全ての作品についてではないが、審査員がどうコメントしたかも書いてあってほほうとなる。
谷崎潤一郎が、第一回から審査員だったのに一度も出席せず、審査もしなかったというのに笑った。