【感想・ネタバレ】一人盆踊りのレビュー

あらすじ

徒党を組まず、何者にもおもねらず、孤絶と背中あわせの自由を生きる歌手・友川カズキ。詩人、画家、俳優、競輪愛好家の顔ももつ。その狂気と諧謔に満ちた独特の表現は、自他への怒り、故郷への追憶と悔恨、酒を介した友との交流、それらの蓄積から生み出される。「血だらけの魂を剥き出しにして生き抜いてきた」男の新旧の随筆と詩篇を精選採録。

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Posted by ブクログ

友川カズキという人は、とてもシャイなんじゃないかと思う。
素面で人の前に出ると、恥ずかしくて恥ずかしくて堪らない。
だから、早々に酒を煽ってしまう。
すると、今度はめちゃくちゃが先に立ってしまい、叫び、歌い、転げ回り、めちゃくちゃだ。

友川カズキは、日雇いの立ちんぼであることを辞さない。
最後は、立ちんぼ仕事で稼げばいいやと達観している部分がある。
だから、友川カズキは、他人に阿ることをしない。
自由に喚き、自由にバクチをやり、自由に生きる。
友川カズキには、敵わない。

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2019年11月18日

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