あらすじ
天涯孤独な孤児にとって、ほぼ唯一とも言える成り上がりへのキャリアパス。それは錬金術師の国家資格を得ること! 学園を卒業したサラサは、師匠にプレゼントされたお店で早速働くことになったのだが……!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
書店にて「いくつか質問に答えるだけで、あなたにオススメの本を紹介します」という端末でオススメされた本。
孤児院出身の錬金術師の女の子が自分の店をもち、奮闘していく話。とてもほんわかしてた。
こういう系の話は設定が細かすぎて途中で読むのが嫌になってしまうことがあるのだけど、本書はそんなことはなく、ファンタジーに親しみのない私でも楽しむことができた。
印象深かったのは終盤、魔物に襲われ瀕死の状態で搬送されてきた人の治療に対して、治療費について説明したところ。運んできた人から「命がかかってるのに金をとるのか!」と反発を受けるが、それを毅然とした態度でやり込める姿はカッコよかった。
主人公が学校を主席卒業した超優秀生という設定なので、ここに感情移入できるかは人によって分かれるところ。失敗ばかりで「でへへぇ…」って舌を出してブリブリしちゃうドジっ子ちゃんが好きな人は微妙かもね。
錬金術をもっと使って欲しい。
某アトリエシリーズの様に錬金術を駆使して村のお悩みを解決したり、色んな物を作ったりというのを期待していたんだけど…
残念ながら作ってるは作ってるんだけど、錬金術大全(レシピ集みたいなの)のここまで達成したと文書でちょっと書かれる程度…
売ってるのも採取地近くの村という土地柄、ポーションがほとんど。
もっと錬金術を駆使して欲しい…