【感想・ネタバレ】まんがグリム童話 囚われ美女 ~千夜一夜物語~のレビュー

あらすじ

「助けて!! 誰か私をここから出して!」とある屋敷に幽閉され自由を奪われた美女・ジャスミンは、薬漬けにされ自分が誰なのかすら思い出せずにいた。そんなジャスミンの元に現れたのは夫と名乗る醜い大男。記憶にない夫に抱かれるジャスミンの悲痛な心の叫び――。自由を求め屋敷からの脱出をもくろむジャスミンだったが……!? 徐々によみがえる記憶によって明かされる、ジャスミンが犯した罪とは――!? 表題作「囚われ美女~千夜一夜物語~」のほか、「注文の多い殺人鬼」「悪魔の魔女裁判官」「明治妖崩れ」を収録!!

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ピエール・ド・ランクル!

大橋薫先生の作品で一番好きな「魔女からの伝言」で主人公だった、ピエール・ド・ランクルと、上記作品では魔女だったマリーの話!
魔女裁判官と村に住む魔女として出会った2人でしたが、今回は純粋に領主と村娘として出会い、そんな2人に魔女裁判の影が迫ってくる…と言う、全く別の話でした。
史実通り、ピエールはその後魔女裁判官になってしまいますが、大橋先生があの2人の想いが通じ合ったいっときを描きたかったのかな?と感じました。

惹かれあっていたのに、魔女裁判官として狂った様に女性を処刑し続けたピエールと、本物の魔女となりピエールを罰したマリー。
あんなに素敵な話はありません。

番外編でもスピンオフでもない、全く別人の2人の話を読めてよかったです。
次回は出来たら、もう一人ピエールと惹かれあった人物、処刑人ウォルターを描いて下さい。
一番好きな大橋キャラです。

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2024年09月09日

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