【感想・ネタバレ】わたしのこと。のレビュー

あらすじ

『永遠の処女』――12年目の真実

これまで語られてこなかった生立ちや初恋。
初公開となる幼少期の写真を交えて語った、つぼみ最初で最後の自伝的エッセイ。

わたしは愛されている――いつも優しく包み込んでくれる父、ときどき厳しいけれどなんだかんだでわたしのことを考えてくれる母、利発で要領のいい弟。わたしだけ飛びぬけて変な人生を歩んでいますが、いつ帰っても家族は変わらずにわたしを迎えてくれます。ピアノを辞めると言ったとき、高校を辞めたいと駄々をこねたとき、AV女優を続けたいと話したとき。わたしが人生の分岐点でしてきた選択に、母はいつも反対していたのに、いつもわたしの気がつかないところで支えてくれていたのです。

【撮り下ろしグラビア付き】

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

つぼみさん好きなので読んでみました。
あらゆる境界線上にいる、理想の女性というかんじ。

読んでみて、すごく不思議な考え方の人だなと思いました。
悟ってます。
自分の人生に対する執着がなくて、普通ならしそうな不安とかもなくて、でも愛がないわけではないし、意志はすごくお強い。
ふわふわしていて、捉えどころがない感じ。

きっとAVの神様?に導かれてその道に入ったのでしょうね。
運命だったのだと思います。
なるべくしてトップになった方という感じがします。

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2019年09月08日

Posted by ブクログ

盛衰が激しいAV女優業において、14年人気を保持し続ける女優さんのエッセー。
自分と同じ年齢でもあることから、第一線で活躍し続ける同年代の人はどういった考えや意識なのかに触れたくて読んでみた。
「目的や理由がないから続けられる。」
「行きつく先が決まっているとどこか窮屈さを感じてしまって、その居場所にいられなくなるんじゃないかと思う」
こうしたコメントが自分の意識では全く思ったことがなかったので、こう考える人もいるんだなって勉強になった。
また一方で、
「いままでわたしが「自分ひとりしかいない世界」しか意識してこなかった。だから他人が私の世界に入ってくるのに嫌悪感がある」という文章を読んだときに、
共感とともに、自分の以前の意識の変化も自覚できた。
率直な言葉だからこそ、響く言葉や考え。
いつか彼女が引退するときのコメントを読んでみたいし、
一個人として応援したいと思える人でした。

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2021年04月14日

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