あらすじ
家族を失い、人と関わらず生きる高1の僕は、モノクロの絵ばかりを描く日々。そこへ不思議な雰囲気を纏った美少女・水無瀬月(ゆえ)が現れる。絵を前に静かに微笑む姿に、僕は次第に惹かれていく。しかし彼女の視界からはすべての色が失われ、さらに“幸せになればなるほど死に近づく”という運命を背負っていた。「君を失いたくない―」彼女の世界を再び輝かせるため、僕はある行動に出ることに…。満月の夜の切なすぎるラストに、心打たれる感動作!
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感情を揺さぶられた
教室の埋まらない空席を想像して絵を描いていた孤独な主人公が、ある日出会った儚い雰囲気の転校生の少女。ヒロインとの幻想的な出会いが素敵な物語を予感させてくれました。読み進めると、深い彩りの感じられる描写や情緒的なキーワードが物語全体に散りばめられていて、感情を揺さぶられました。絵を通じて惹かれあう素敵な二人を応援して、何度も胸が締め付けられるようで、そして素晴らしい読後感でした。