【感想・ネタバレ】熱狂と幻滅 コロンビア和平の深層のレビュー

あらすじ

50年以上内戦状態にあったコロンビア。政府と左翼ゲリラFARCは和平合意したが、国民投票で覆された。朝日新聞記者がFARC野営地で取材し寝食を共にし、その実像と合意形成、破棄に至るまでの激動の3年間を描く。平和を希求する人々の声を届ける渾身の書。

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Posted by ブクログ

ノーベル平和賞を2016年に受賞した当時のサントス大統領の名前ぐらいは知っていたけれど、具体的にコロンビアの和平がどのような意義を持っているのかについて知識がなかったので、この本から学べることが多かった。

ゲリラの戦闘員の半数近くが女性であるという点と、その彼女らの生き様を本の中で知れたことは新鮮な情報だった。

筆者も言っていたけれど、一つの課題を掘り下げるとそれが今の世界の縮図のようで様々な点で他のまったく違う場所での課題と共通するところが多くあることを知った。格差や国境を越えた犯罪、さらには国民投票やフェイクニュースが和平プロセスの中で浮き彫りになっていて、これらの課題に対する解決策の模索は様々な地域、国、社会に当てはめて考えられることだと思った。

もう3年も前になる話しなので今の状況について

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2019年08月18日

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