【感想・ネタバレ】No Rain,No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周のレビュー

あらすじ

石畳地獄のヨーロッパ、迷宮の世界遺産、褥瘡に泣いたドバイ、尻に鞭打つインドの長距離列車……。世界はバリアにあふれている。でもあらゆるバリアは、人の手で越えられる。18歳の時にバイク事故で頸髄損傷、車いす人生となった著者が、絶望の10年を経て車いす単独世界一周を果たすまでの旅の記録。270日間、介助者なしの波瀾万丈ひとり旅! 全国の講演で大絶賛の車いすトラベラーによる初の著書。

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Posted by ブクログ

No Rain,No Rainbow
『雨が降るからこそ、その後に虹が架かるんだ』
ハワイに伝わることわざです。
著者は18歳の頃バイク事故により頸髄損傷、車椅子生活を余儀なくされる。リハビリ施設の入居者から前向きに生きる術を教わり、電車に乗れるようになり、一人暮らしを始め、社会人となった。そして世界一周の旅を開始する。
世の中はバリアフリーに向けて進んでいるが、『世の中のほとんどのバリアは、実は人間の力で超えられる』という事が伝わってきた。
朝日新聞に以前紹介されていて、それから随分時間が経ったが読んで良かった。

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2025年01月29日

Posted by ブクログ

おおおお、おもろかった!表紙からはシリアスタッチなのかと思ったら良い裏切り。

バリアフリーな旅ってどんなん?ということを知るきっかけになるんやけど、人の優しさや人との繋がりが素敵なことを思い出させてくれる旅のエッセーです。ゴリゴリのポジティブマインド本なんぞではなく、読後は、なんとなくやってみたいけどでもなーどうしよーってことを、近いうちやってみよかなーぐらいの(ゆるっと)前向きになる感じ。

三代さんの旅先での出会いのエピソードがどれも良いです。荒すぎず細かすぎずの描写と三代さんのコメントが、私もその場にいるかのような、自分が体験してるかのよう。例えば、海外だと良い人悪い人が雰囲気だけでわからない。わかりやすくクレイジーな人もいれば、胡散臭いええ人もいる、その辺の三好さんの葛藤みたいなんもわかるわー、とか言いながら読んでました。

また海外に行ける日が早く来てほしいものです。

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2021年01月23日

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