あらすじ
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くしカツさんの串には、なぜか一緒にネギやら、みたらしだんごやら、きりたんぽ鍋のたんぽやら……。「きみら、はよ自分の串さがしや。きゅうくつでたまらん」くしカツさんは、早く縦になりたいので、みんなの串をさがしに行くことにしました。みたらしくんは、隣のだんごにベタベタするから嫌だといわれ、ネギくんは隣の鶏肉とケンカをして、たんぽくんは火であぶられていたら、熱くて飛び出してしまったようです。串をさがしていると、お箸やまち針などにであいますが、どれもみんなの串ではありません。途中、黒猫がネギのない焼き鳥を狙っているところに遭遇しました。すると、くしカツさんの串にささっていたネギくんが黒猫に襲い掛かり、焼き鳥を助けたのです。やっとネギくんと焼き鳥が仲直りをしましたが、まだくしカツさんの串には、だんごとたんぽがささっていて……。リアルに描かれた食べ物たちが愉快に活躍する、関西弁が光るユーモア絵本!
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Posted by ブクログ
「きみら、はよ じぶんの くし さがしや。
きゅうくつで かなわん。 わし、はよ タテに、なりたいんや」
みんな戻ることができてよかった
マイスイートホーム
Posted by ブクログ
相変わらずおもしろい岡田よしたかワールド…この関西弁がたまらない。
こうやってみると案外クシまたはクシにささってるものって多いんだなぁ。
Posted by ブクログ
いろんな理由で串と離れ離れになってしまった食べ物たちの面倒を見ている「くしカツさん」。でも「わし、はよタテになりたいんや」と、それぞれの串を探しに出かける。タレが垂れてきてうっとうしい「みたらしくん」やら、臭いのきつい「ねぎくん」、大きくて重たそうな「たんぽくん」。嫌がらずにみんなの世話を焼く「くしカツさん」の優しさが(いや、みたらしくんのタレは嫌がっているがw)、くしカツに沁みたソースのように心に沁みる。