あらすじ
ウニヒピリ(内なる子ども)との対話で、幸せになる方法。世界的小説家の吉本ばななさんと、ハワイに伝わる問題解決法ホ・オポノポノを通して自分らしさを模索する平良アイリーンさん(SITHホ・オポノポノ・アジア事務局広報担当)が、ウニヒピリとの対話で自分らしい豊かな人生を手に入れる秘訣を語り合いました。ウニヒピリとの対話でなぜ生きやすくなるのか?ウニヒピリとの対話の先にどんないいことが起こるのか?ウニヒピリの声を聞くタイミングとは?ウニヒピリをケアする方法とは?など、仕事・人間関係・子育て・家族・生き方ほか、人生に効くヒント満載です。吉本ばななさんの短編小説「ウニヒピリ 自分の中の小さな子ども」も再録!(「Grazia」2010年8月号掲載)もくじ吉本ばなな 短編小説 ウニヒピリ 自分の中の小さな子ども第一章 生きやすさのヒント第二章 自分らしい仕事・生き方第三章 生きづらさの理由第四章 矛盾のない生き方 第五章 ほんとうの自分を生きるために吉本ばなな1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。'87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。著作は三十数ヵ国で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞(Under35)、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。近著に『切なくそして幸せな、タピオカの夢』『吹上奇譚 第二話 どんぶり』(幻冬舎)ほか。平良アイリーン1983年、東京生まれ。明治学院大学文学部卒業。2007年にホ・オポノポノと出会って以来、生活のあらゆる場面で実践中。現在はSITHホ・オポノポノ・アジア事務局広報担当として、日本をはじめアジア各国の講演会の際に講師に同伴し活動している。また、ヒューレン博士やKR女史のそばで学んだ自身の体験をシェアする講演活動を行っている。著書に『ホ・オポノポノジャーニー ほんとうの自分を生きる旅』、翻訳書に『ホ・オポノポノライフ ほんとうの自分を取り戻し、豊かに生きる』『ハワイの叡智ホ・オポノポノ 幸せになる31の言葉』(すべて講談社)ほか。
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Posted by ブクログ
社会や世間ではなくあくまでも自分の中でちがうことをしないこと。自分の分に忠実に。指は心臓にはなれないという例がわかりやすかった。自分ができることをするだけ。
- よいエネルギーを宇宙になるべく出す
- 誰にもばれないごまかしでも自分はだませない。
- 生きやすさ:その人らしい困難。楽のことではない
Posted by ブクログ
オポノポノを学ぶというよりも、クリーニングを実践してみよう、と思える本。
等身大のコメントが勇気を貰えた。
もっと自分が楽しみ、心を平和にすることが、他の心の平和にも繋がるのだと。
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「その人らしい困難にあたるべき」という考え方。人生に困難があるのは当たり前なのだから、その人らしいことで悩み、壁にぶつかり、乗り越えていく。いや、乗り越えなくても良いのかもしれない。
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読んでいてとても心が落ち着いた。自分の心、ウニヒピリの存在を思い出させてくれた本。
印象に残った言葉。
まずは自分の望みを実現させた方がいい。つまり、日々大切に生きていて、いつの間にかたどり着いたところが自分の行くところであって、いつの間にかいるところ以外のところは、ほんとうに自分の行くところじゃないのかなと思うんです。
自分を周りと比べてしまったり、憧れたり、こうある形が自分にとって最高の幸せなんだと強く思ってしまう、それは一つは洗脳されているということ、もう一つは自分の置かれた場所がどうも気に入らず、受け入れられないけど、自分で変えていく気もないということ。
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自分の中に形成されている常識を疑うことはとても大切で、自分の常識を捨て新しい価値観を得るという作業は心理学の本を読むことが1番手っ取り早いなと感じる。
「憧れという感情は自分を小さく閉じ込めてしまう」という驚きの発見。
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2021.11.14
この本をきっかけにホ・オポノポノをについて改めて興味を示した。必ず一冊はホ・オポノポノの本を借りるようにした。
・ハワイの秘宝、ホ・オポノポノ
・4つの言葉を呟くだけで記憶がクリーニングされる
・何も考えずただ唱えるだけでいい
・心の中には埃がたまる、それを掃除するのがホ・オポノポノ
・ホ・オポノポノを唱えて定期的にクリーニングしよう
※この本じゃなくてもいいのでホ・オポノポノに関する本は定期的に読んでみよう、というわけで★4にした(˙꒳˙ )
Posted by ブクログ
いわゆるインナーチャイルドの存在がウニヒピリで、その存在に耳を傾けていこう。その通りにできなくても、把握してるだけで心は楽になるよね。
あらゆることへの反省、特に憧れやマイナスな出来事への反省=クリーニングが大事。
自分なりに刺さった部分と解釈
対談だからこそ内容的に薄い部分もあるけれど、読みやすいです。
時々読み返したいので、手元に置いておきたい一冊。
Posted by ブクログ
ホ・オポノポノ実践編。入門書ではありません。お二人が、どのようにホ・オポノポノに取り組んでいるか、ヒントなることが沢山ありました。
とは言え、何事も極めるという事は難しいものだと思いました。できる事と使いこなす事と極める事は違う。自在にできることが使いこなす事、そして、誰よりもうまく使いこなせることが極めるという事だ、というような事が鬼滅の刃22巻に書かれていました。この本を読みながら、クリーニングを使いこなしている本書のお二人や、極めているヒューレン博士やKR女史に共通することは何だろうと考えていました。思い浮かんだことは、丁寧に生きるということです。自分が経験したどんな些細なことでも大切にするということです。悪いことを、無かったことにしたり、過ぎ去るのを待ったりしない。良いことでさえも、それを維持したり、それ以上を求めない。山を崩して谷を埋めるような作業です。これは自然の成り行きそのものだと思います。
なるべく丁寧に生きるということを心がけたい。
Posted by ブクログ
既にホ・オポノポノをしている人が、
他の人はどうしているのか知りたいという場合に
最適の内容かと思う。
ばななさんとアイリーンさんの経験や向き合い方
考え方を対談で話されている。
逆にホ・オポノポノをまだよく知らない、やったことがない
という方には向かない内容。
ホ・オポノポノは時にスピリチュアル的な見方をされることもあると思うし、
宗教的に感じてしまう方がいらっしゃるのも理解できる。
ただ、本能とか直感を信じると言われれば
しっくり来る部分はあるのではないだろうか。
嫌なことを無理にやることを避けるとか、
なんとなく気が乗らないことをやらないとか。
右に行こうとしたけどなんだか違う気がして
左に行ったら右の道で事故が起きた、のような話なら
そんなにスピリチュアルでないケースでも聞く話だと思う。
ホ・オポノポノは土地にもアイデンティティーがあるとするというが、
日本人も八百万の神の概念があり、土地神であったり物を供養したりと本来は親和性のある考え方だったはずだ。
野球で才能ある選手にコーチがいっぱいついちゃう、というたとえはとてもよくわかる。
そうやっていつの間にか考え方の癖、枠がつく。
自分はよく人から多趣味と言われてとても違和感があるのだが、
やらずにいられない、既に夢中になっているだけなのだ。
やろうと思わないとやらない、夢中になっていないで
「本当はやりたいことがある」というのは、厳しいかもしれないが
本気でやりたいことではないのではと思う。
明日パリに行けたらなぁと言う人の中に消して航空券を買いに行かない人が多い
というのもそうだ。
いつかできたらいいね、と言うのなら、今やればいいはずなのだ。本当は。
羽海野チカさんの『ハチミツとクローバー』で、自転車の旅をしながら自分の家のドアがどこでもドアだったというシーンがあったが
自分が踏み出しさえすればどこでもいけるしなんでもやれる。
もちろん、その為にハードルはいくつもあるかもしれないが。
疲れて帰っても料理ができるのは確かに才能だ。
でも、こんなこと自分にとっては大した事じゃないから才能じゃないと思ってしまう気持ちもわかる。
自分自身、周りの人からすごいと言っていただいて、
こんなの普通だ、常識だと思っていたことが
実はすごいと思っていいのかな?と気づくことがあった。
人から言っていただくのも勿論だが、自分でクリーニングをして気がつくという方法もあるはずだ。
海外と違い、日本だとベジタリアンが最初から
これとこれ食べられませんと言ってしまうというのも
確かにあるなと思った。
日本の状況からして、強く言って置かないとベジタリアンでいることが海外よりとても難しいことも
理由のひとつにはあるとは思う。
ただそれでも、日本でベジタリアンや動物愛護家が嫌われがちなのは正に
「そんな怖い顔でノーっていながら何か伝えなきゃいけないの?」だからだと思う。
「実は戦争に負けた国だということが、私たちの世代にボディーブローで聞いてきた」
というのも、そうだと思っている。
自分は世代として考えたことはなかったが、明治維新後が間違いだと考えているし、
中でも現代日本が”こう”なのは戦争に負けたせいだ。
野生や本能、自立などと言う心があったり、
文化文明を大切にする心がありすぎないよう、
教育で削がれた結果、戦争を知らない世代までが
牙を抜かれた状態になってしまっているのだ。
それをなんとかしようというのは中々難しいが、
個々が個々の人生の中で小さく取り戻していくことは不可能ではない
というばななさんの言葉に、確かにそうだと思えたし
希望だなと思った。
ゲラで校閲さんが、私がいったときはこうじゃありませんでしたと書いてくるというのがとても怖い。
それは”校正”ではない。
でも実際そういう類の人はいる。
そういうときに、やめてほしいとか違う人に変えてくれとか言えるような
自分のメンタルであったり勇気であったり
強く言える立場を持っていたりできるように
しておきたいと思う。
「そんなこと言えない」と思うのは単に自分で思い込んでいる枠であることはある。
「なにこの人」とその時は思われようと、その内
「あの人はそういう人だから」となるし
自分と合わない人にそれで嫌われようとも
本当は何も困らないことのはずなのだ。
Posted by ブクログ
本当の自分、ウニヒピリの声を聞く作業=クリーニングを大切にし、四つの言葉を唱える。
一見スピリチュアルに傾倒したように見えるが、「自分」を心地よく保つために、また本当の心の声を聞くためのヒントがたくさんある。
いつも人に合わせていて、なんだか周り道ばかりしているように見えてしまう大切な友人に贈りたいと思った。
Posted by ブクログ
すごくこれからの人生を歩んでいく上で、重要な道しるべをもらった気分。
スピリチュアルな雰囲気を醸し出しているけど、ここで言われているのは、自己を見つめて、自己肯定感を高めることや瞑想、メディテーションで行っていることを、ホ・オポノポノやウニヒピリ、クリーニングなどの定義された言葉で表現することで分かりやすくしていると私は感じた。
ただ、この本ではホ・オポノポノを進めていく過程について主に書かれているので、クリーニングのやり方とかウニヒピリとの対話の仕方とか、具体的なやり方は丁寧に書いてはいないので、その辺はネットとかで調べながらの方がいいかも。
読みながらクリーニングしてみると、私は学生時代が特に、自分を見失ったこと(高校生はこれをしなきゃ、とか大学生ならこうしなきゃ、とか…)しかしていなくて、本当にもったいない時間を過ごしたなと感じた。
自分のお金を自分の好きなように使えるようになってから、だいぶ自己と向き合えるようになってきたけど、長い間自分を蔑ろにしてきたせいで、クリーニングしなきゃいけないことは山積みだし、まずは自信を持つためのマインドを育てなきゃと感じた。
そのうえで、「合わせる必要はない」「あなたはこう思うんですね。私はこうなんです。」という考え方は非常に勇気づけられる教えだった。
日本人って特に子供の頃から「みんな一緒」であることを求められてきたから、ここを突破するのが一番大変かも。
これからは「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています」の4フレーズを唱えて、しっかりウニヒピリのケアをやっていきたい。
Posted by ブクログ
ウニヒピリ・・・聞きなれない言葉でしたが石田ゆり子さんが紹介していたので読んでみた。ほんとうの自分を知るというホ・オポノポノについてもっと知りたくなった。
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ホ・オポノポノに造詣の深い二者の対談。中級者向けだと思います。ホ・オポノポノをかじったばかりだと、???ということが多いかなと思いました。
達観してるところもあり、それにイラっとしたりするのは私のクリーニング案件なんだろうなと思いつつ、クリーニングしました。
Posted by ブクログ
難しいことはわからないけれど、
「ほんとうの自分を見つけることこそが人生なんだ。」
「自分を知ることって人生のテーマそのものなんだな。」
と思うことができて、なんか安心した。
冒頭の小説がとても面白くて惹き込まれた。
「無駄なキラキラしたものを持ちたくなる!」っていうの、すごくわかる。
それが、ウニヒピリを楽しませるためなのかぁーと思うと、
ウニヒピリを少し身近に感じることができた。
自分の「楽しい」センサー、大事にして、過ごしていきたいと思った。
Posted by ブクログ
どなたかのエッセイに載っていて読んでみた本。
これは「ホ・オポノポノ」について知ってから読む本かもしれない。この本を読むだけでは理解しきれないところがあった。
「ウニヒピリ」とはハワイ語で自分の中にいる小さい子供のこと、らしい。
「自分を嫌ったってしょうがない、逃げられないんだからと思いますし、自分で自分を極めていくよりほか、自分の人生はできることがないように作られている。それが宇宙の法則なんだな」
Posted by ブクログ
ホ・オポノポノやウニヒピリについて、うっすら前に何かで読んだか、人から聞いたことがある、くらいの私。
クリーニングの仕方や、具体的な実践法を知ることができるというよりは、吉本ばななさんと平良アイリーンさんの対談を通して、こういう時はこんな風に考えると良い、こんな時がクリーニングのタイミングなどヒントがたくさんあって、自分らしく生きるために、ホ・オポノポノについてもう少し具体的にやり方を知りたくなった。
Posted by ブクログ
スピリチュアルみの強いところはスルーするとして、こういう本での「どうして嫌なことをやって、無理して、我慢して生きているんだろう」というばななさんの問い掛けが毎度のことながら刺さる刺さる。そうはいってもやりたくないことを何もやらずに生きるなんて無理だよと言いたくなるけど、ばななさんも、100%やりたいことだけやれば?、とは言っておらず、毎日のひとつひとつの判断、生活の些末なことで自分の本心を捻じ曲げて選択していったら、それは誰の人生なのか、という話なんだよね。すごく納得する。
それと「お金持ちになって広い家に住んで…」というのは”アメリカンドリーム”である、と言われてハッとした。幸福や資産家の象徴であるあれはアメリカ要素があったのか…確かにな…。反米感情があるわけではないけど、盲点だったし、それは刷り込みだった、と知ることにもなったので、自分のためにも引用で残しておく。
p168「「働いてお金持ちになって、こんな生活がしたい」という基本的な姿を両方縛りとして、無言の押し付けとして伝えられた世代だから、そうなるのはもう当然なんですよ」
p172「たとえば二つの会社が合併したら、基本大きい会社のほうのルールになりますよね。
(中略)今までの論理や美徳などが全部通じなくなり、「こっちに合わせてください、そういう契約だから」ということが起こることと同じです。
要するに、負けたっていうことは、ある程度合わせることに合意するということです。それが民主主義の国だったから、そんなに露骨にはならなかったけれども、「勝ったほうの国に役立つことをしてください、そういう約束です」という時代を私たちは生きているわけです。
(中略)法律も影響を受けざるを得ないし、先方の役に立つような働きを見せなくてはいけないという、目に見えない契約の中で生きているから。」
Posted by ブクログ
ウニヒピリをインナーチャイルドと解釈するのか…わかりやすいかもな。
ホオポノポノは好きなのでぽぽぽぽ「うんうん」て読んだんだけど、何故この手の本は「それは教義に合ってる/合ってない」みたいな借り物的な話になっちゃうのかなぁ。それが少し残念。
でも今私がこれをよんだのは本当にタイミングなんだと思う