感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2020年02月02日
「同窓会に行けない人達」というフィルターを通してみた日本社会の現状。斬新な切り口が面白いベストセラー。
同窓会に来ない人、それなりの理由もあることだろう。学内カーストが再現される、黒歴史など。本書はそれ以外の理由を提示し、日本社会の現状について切り込んでいく。
例えば出世について、に企業が成長し...続きを読むている限りポストも増えるので、人は地道に働いていれば出世していく。それが成長の止まった時代。先端が細くなるピラミッドでは上位ポストは限られるし、クリエイティブな仕事など能力が重視されれば年下の城址につくこともあるだろう。
同窓会に行けない理由から日本社会の現状を突いたり将来有用な職業を考察したり、はたまた老後についてなど、テーマは実に多岐にわたる。
筆者の前作「宝くじで1億円当たった人の末路」に続きベストセラーであるのも納得の一冊です。
Posted by ブクログ 2019年11月25日
タイトルこそ「同窓会に行けない症候群」となっていますが、実は現代社会における労働事情と密接に関連した内容でした。着眼点が素晴らしかったのと、課題解決のための実践的な結論も示されており地に足の着いた内容であると感じまして星5つを付けました。
自分に自信が持てないことから同窓会から足が遠のく、さらにその...続きを読む原因はというと会社で出世できない、起業に失敗、好きを仕事にできない、仕事以外のなにかがみつからない、といった点であると説いています。なかでも「会社で出世できない」については高度経済成長期とバブル崩壊後の社会情勢に照らして仕事で求められるスキルが変化してきている点に着目しており、この点、おそらく多くの読者に当てはまる事柄ではないかと感じます。
後半では同窓会に「行く」ための職業選びや心構えについても言及していますが、「行けない」人の末路はというと、これまた最近起きた刺傷事件との関連性を指摘、社会的孤立につながると結んでいて、同窓会という誰にとっても身近な事柄から現代社会につなげて論を展開している点、秀逸な内容だと感じます。
ラストでは孤立をふせぐための手立てにも言及していますが、ここもあれこれ並べ立てるのではなく、とにかく好きなことをやってみる、という一点主義で書かれているのも好感が持てました。あれこもこれも言われてもできませんし、逆に一点だけならやってみようって気になりますからね。
Posted by ブクログ 2019年10月18日
正式の同窓会から気の合う仲間だけのプチ同窓会へ、うまくやっている感の持ちにくい社会。つながりは必要だが同窓会じゃなくても。つながりの保持はとてもとても難しい。
Posted by ブクログ 2021年02月01日
同窓会、私も行きたくないなー行けないなーって思う日が来るのかな。
気楽に生きたい。あとあんまり理想とか成功のテンプレ的なものに縛られないようにしようと思った。
Posted by ブクログ 2021年01月16日
キャッチーなタイトル。
昔と比べ、自信が持ちづらい社会であるという話。
深いわけではないが、時代考察としてなかなかおもしろい。
まあそういうのもあるかもしれないなと、ライトに読める本。
Posted by ブクログ 2020年03月27日
同窓会に行けない人がなぜ増えたのか、斬新な切り口で大真面目に分析した本。
主に今の50代の世代が同窓会に行けなくなってしまった理由を仕事を中心に原因を求めているのがとても興味を惹かれる。
私は20代だが共感できる部分は多くて、マウント合戦になるのは目に見えるしメリットの少なさしか感じていなかった。...続きを読むこの本はとにかくそこを底の底の方まで掘り下げている。
Posted by ブクログ 2020年03月07日
同窓会に行かないヒトが増えた現状がなぜ起こったのかを分析し、どうすれば同窓会に行けるようになるかを述べた本。
何故の部分は楽しめたが、どのようにしての部分はあまり興味が持てず流し読みしてしまった。
最後には行きたくない同窓会になんていかなくていいと締めくくっている始末。
最後の部分は共感したが、それ...続きを読むだったら本のタイトル変えてくれよとも思った。
Posted by ブクログ 2019年12月18日
静かに広がる同窓会の小規模化。70代の6割が50代だと2割になる。その事情は、会社で出世しなかった、起業して失敗した、好きを仕事にできなかった、仕事以外の何かが見つからなかった。
みんな同じで右肩上がりの時代と、その後の時代の差がこんなところにも出てたのですね。でも、書かれていたのは男性事情じゃな...続きを読むいかな。女性についてはどうなんでしょうか。
Posted by ブクログ 2019年12月05日
同窓会に行けないネタを分析した内容。結果的に今の自分にコンプレックスを感じるからで、特に学生時代にキラキラしていたら更に辛くなるという事だけど、これも自分の気の持ちようで、どのように考えられるかだと思う。