あらすじ
「彼女として完璧なのに、その歯だけ反抗的なんだよな」空気を読んで言いたいことを飲み込んでしまう椎葉は、彼氏からコンプレックスの歯並びを茶化されても曖昧に笑うばかり。“言えないきもち”は積み重なり、校舎裏で本音を叫ぶ椎葉。しかしタイミング悪く美術部の伸に聞かれてしまい、デッサンのために歯を触りたいと言う伸に協力することに。半ば脅されて始まった伸との関係だったものの、ありのままでてらいのない伸と過ごすうちに、彼の前だけでは素の自分を出せるようになっていき…?オリオリスープの綿貫芳子最新作!少年少女のひと夏を描く、未熟な歪さが美しい青春群像劇。
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Posted by ブクログ
絵はキャラクターよりも、自然物のタッチが繊細で際立っていた。人間の瞳、蝶や昆虫をはじめとした動植物。特に花や木の葉といったちょっとした脇役であるところの優しい描き方に引き込まれた。
期待したドロドロ度未満
第一話の試し読みが好印象で買った。ドロドロした感情が渦巻く展開に期待したけどそれほど重いものにならなかったのがちょっと残念。(絵柄の重い線からしてそう思わせるなのに。)心理描写はすきだったけどまだまだ活かせるんだと感じた。活かせるべきとすら思った。
三人がもっと絡みつくと思ったけど各話は一人に絞った視点でまるで隔離された者同士。デルタなのにね。エピローグにあと数ページ足したら話がもっとすっきりしたのかも。伸くんの現状が気になるんだから。
それでもいろんな長所を持った漫画なので作者の活動に期待。