【感想・ネタバレ】明智光秀と本能寺の変のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

昨年から今年にかけて読んだ、明智光秀本3冊目。

明智光秀について、信用出来る一次資料と軍記物等の二次資料を紐解いて、著者の渡邊大門先生の考察を書いている1冊。

面白かったのは、謎に充ちた光秀の前半生の話。

土岐明智氏の出身と言われる光秀だが、名門明智氏の出身なのに義昭配下時代の身分が「足軽衆」なのは不自然、明智氏出身を自称した可能性があるって話。
※ただ、光秀家臣に美濃出身者が多くいるので、出自が美濃なのは正しいのではとの事。

また、朝倉義景家臣時代も、一次資料は見つかっておらず、軍記物などで、光秀が朝倉の本拠地「一乗谷」では無い場所で暮らしていたと記されている点を指摘し、朝倉家臣は一乗谷集住が義務化されているはずなので、不自然であるとの事。

上の2点は初めて聞いた話だったので面白かったし、本能寺の変黒幕説で有名な

朝廷黒幕説
怨恨説
足利義昭黒幕説
四国政策転換説

の全てを、資料を元に否定しているのも興味深かったです。

新書なので、優しめに書いてあるはずなのですが、自分には結構難しくて、読むの大変でした_(:3」∠)_

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2019年10月29日

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