【感想・ネタバレ】働くことを楽しもう。ゴディバ ジャパン社長の成功術のレビュー

ジェローム・シュシャン

[ブクログ · ★★★★☆]

フランス人らしい緩く余裕のある雰囲気と、日本伝統へのリスペクトから生まれる持論は、いまの時代の日本のサラリーマンには響くと思った。
正しい所作があるからこそ的を射ることができる、だから結果よりも過程を大切にする。
ご縁を大切にする。

[ブクログ · ★★★★☆]

自分の好きな仕事をみつけるためには、好きな仕事を探し続ける必要がある。
運命なら自然と出会う。ご縁は自分から作るもの。
自分たちの文化や習慣を英語で話す。
地位や給与を狙ってはいけない。より多くの仕事、より多くの責任を目指して仕事をする。
コンフォートゾーンの罠に気を付ける。
外資系の企業は人を育てない。
実現したい夢を言葉にする。
5年後を絵にかく。

[ブクログ · ★★★☆☆]

最近いろいろなところとコラボが目立つゴディバに興味をもって読んでみた。大衆化せず、どこか一目置かれるような存在であり続けるには、顧客より常に1歩先を考えていく必要を改めて感じることができた。ただ、仕事術に関しては、仕事を作業としないことが大前提で語られるところはあまり目新しさを感じなかった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ゴディバジャパンで代表を務める著者が外国人として日本企業のトップに就いて感じることや自身が親しむ弓道と経営についての関係などの24個の考え方を書いた一冊。

ゴディバジャパンで5年で2倍、7年で3倍の売り上げを達成した著者がマーケティングやキャリアなど
フランス人社長としての目線から書かれていて勉強になりました。
プロセスを大事にすること、自分のキャリアを作ること、変化を恐れないこと良いところを褒めるこ　と、夢を描くことなど著者が成功してきた哲学を知ることができました。
そして、日本人とフランス人との考えの違いやご縁などの日本語にしかない言葉に対する考えも本書で知ることができました。

高級嗜好のあるゴディバをより身近に感じてもらうための施策や会社として顧客を満足させるということにブレずに向き合っていることなど売り上げを倍増させた成功の秘訣も本書を読んで感じることもできました。

そんな本書の中でも語学を学ぶことにおいて間違いを気にせず完璧主義を捨てることという部分は印象に残りました。
また、「的は鏡」「正射必中」など弓道における考えがビジネスにも精通していることも本書を読んで感じました。

本書を読んでフランス人として日本で事業のトップとして結果を出した著者の日本の優位なところや足りないところを学ぶことができました。
そして、弓道錬士５段である著者が弓道からの多くの学びや気付きを経営に活かしていることを感じた一冊でした。