あらすじ
19世紀イギリス、女性の立場が弱い時代。
牧師の娘・リアは幼いころから物語の世界を愛し、小説を書くことを好んできたが、
周囲の男性に「女が小説なんて無理だ」と否定され続けてきた。
19の歳、男性名「アラン」を名乗って投稿した作品が認められ、小説家としての道が開ける。
そして、男装に身を包み、出版社のあるロンドンへ単身向かうことで運命が動き出すのだが――
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Posted by ブクログ
「女だから」という考え方に抗うリアがいい。
今でこそ女性を侮る考え方への引っ掛かりを感じる人が増えてきた(感じない人もまだまだいるし、そういう人は一生感じないだろう)けど、19世紀なんてリアみたいな女性は少なかったのだろう。女性自身でさえそういうものだと思っていたのかもしれない。
行動力がある主人公は見ていてイライラしないのでいいですね。
そしてこの時代のイギリスっていいよね……!
2巻もすぐ買う。
Posted by ブクログ
ジャケ買い成功。19世紀に小説家を目指す彼女の冒険にわくわくする。
21世紀に生きる自分の周囲に、女には無理だよ、面と向かって言う人間がいないのは恵まれている。それでもやっぱりまだまだ男性上位社会。
それに気付いてさえいない人も、フェミニズムを馬鹿にすることで自分を守ろうと必死な人もいる。
百年後には、昔はそうだったんだ、信じられない!ってなってればいいな。