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Posted by ブクログ 2020年08月15日
コケの美しい写真が沢山あり、コケ鑑賞会に持っていく(行く予定はないが)のにも最適な本です。
苔をコケにするのは止めようと思った、とか下手なことも書いても許されるのではないか、と思うくらい親しみやすい本です。
コケ鑑賞会というものがあり、1時間に5メートルしか進まないこともある、とか身近な小ネタもたく...続きを読むさんあり、コケ図鑑として、本棚に置いておきたいと思います。
Posted by ブクログ 2021年06月11日
<目次>
序章 コケはなぜに美しい
第1章 (都市の章)健気に、時にしたたかに
第2章 (庭園の章)コケが醸し出すわ「わび・さび」の風情
第3章 (農村の章)のどかな土地の熾烈な戦い
第4章 (里山の章)運命に抗わず、コツコツと生きる
第5章 (深山の章)細く長く行き、森の主役に
第6...続きを読む章 (高山の章)厳しさがコケを強くする
第7章 (水辺の章)柳のようにしなやかに
第8章 (味わう章)五感でコケを味わう
終章 小さなコケが教えてくれること
<内容>
近年「コケリウム」などでブーム化している「コケ」の本。なんかじめじめしたところに自生しているな、ぐらいだったが、その強かな、健気な戦略に感心するとともに、著者の言うように、コケから見える地球環境の悪化。自然は作られたものでなく、われわれ人間も含めて、たまたまその環境に生まれて、ともに育むものなのだ。それを知れる本だった。