【感想・ネタバレ】五輪書 わが道をひらくのレビュー

あらすじ

諸国武者修行を行い、六十余度の剣術勝負で一度も負けたことがないという剣豪・宮本武蔵。武蔵は、生涯にわたって剣術を磨き上げ、己れの生き方を見つめ、武士としての兵法の道を探求し続けた。その集大成ともいえる著作が『五輪書』である。
『五輪書』は、合理主義に徹し、「勝つ」ことだけを目的とした実戦的な兵法書だが、単なる剣術や兵法の指南書にとどまらない。兵法の領域をはるかに超え、人生の哲学書として読むことができる。『五輪書』には、自らの道を貫いて確固たる自己を生き、自らの経験にもとづいて書かれた書物ならではの説得力がある。その実戦性と合理性は、普遍性を備え、いまこそ現代のわれわれが再読すべき、不朽の名著だ。
第1部では『五輪書』という書物について、そして著者である宮本武蔵という人物、その生涯について記した。第2部には、『五輪書』の現代語訳を収録してある。第3部第1章では、『五輪書』・武蔵から学ぶべきことを、人生、仕事・ビジネスに即して考察を試みた。そして第3部第2章では、武蔵が最後に残したといわれる書、『独行道』を収録した。

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Posted by ブクログ

武蔵の思考などがよく理解出来た。現代に通ずる言葉や考え方も多くとても面白かった。現代語訳は概ねわかりやすかったが、欲しいところの訳がなかったりした。

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2023年01月27日

Posted by ブクログ

五輪書は剣術を極める為の書であるが、精神・鍛錬の面で現代社会にもつながる内容であり、本書は原文を現代訳して解説を含んでいる。地の巻、水の巻、火の巻、風の巻、空の巻、原書の構成を維持されておりとても読みやすい。
印象に残ったのは朝鍛夕錬という言葉が多くの箇所で用いられていたこと

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2019年11月28日

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