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Posted by ブクログ
妊娠や出産などにまつわる7つの物語の短編集。
女性なら一度は考えたことがあるような想いがつまっていたり、心が揺さぶられるような共感する物語もあったり。
個人的には、「ターコイズ」と「五つめの季節」の物語が好みだった。
最終話の「マタニティ・コントロール」は衝撃的だった。読む人によっては飛躍しすぎだとか、異色すぎると違和感を抱くかもしれない。
だけど、作者が伝えたかった、いろんな選択といろんな正解という意味では読んで良かったと思えるし、そう遠くない未来もあるかもしれないと思えるような内容だった。
「人生は、若くない女にどこまで意地悪なんだろう」
あとがきにもあるように、産む人も、産まない人も、産めなかった人も、それぞれが解放されますように。
Posted by ブクログ
妊娠中の私にとっては、とっても身近な話題。
社会の仕組みや世間の意識が変わっても、産む生き物としての期限は変えられないー残酷だけれど、これが全てだなと。
妊娠してから、嬉しかったことも多くあるはずなのに、我慢や制限、体の変化にモヤモヤ悩んで。
どうして女性ばかりがこんなに負担を強いられないといけないのか、と旦那に当たる日もあった。
でも、産む生き物(=女)としてこの世に誕生した以上、自分の努力ではどうにも出来ないことだよなと少しだけ納得。
短編集になっていて、弁護士、ランナー、会社員等の女性が妊娠出産について悩み、決断する話。
卵子凍結、不妊治療、流産、仕事か妊娠出産育児かの二択...女性としてはどれも共感できる内容でした。
最後のマタニティコントロールはちょっと異質。
男性も出産可能な世界なんて来るのでしょうか。
未来の状況を少し考えさせられた。