感情タグBEST3
web版と違うストーリーに見入ってしまう。
共通するテーマの一つに「血の繋がらない家族」というのがあるように思う。
剣と魔法の世界観の中では、人の温もりが思っている以上に尊いのだと思う。
ここまで書いて思ったけれど、もしかするとそれが一番必要なのは現代社会なのかも知れない。
今回もあの女の影がちらほらする巻。
それにしてもあの女は、世界にどれだけ悲しみの種を振り撒いたら気が済むのか。
実際の万分の一だろうけど、主人公アルディスがその尻拭いをしているのが不憫でならない。
あの女がいかに惨たらしい最後を遂げるか、それが楽しみで仕方がない。
久しぶり続刊なのに、あまり話が進んでおらず、盛り上がりもなく残念です。
原作も進んでおらず、このまま終わってしまうのか、心配な作品に加わってしまいました。
Posted by ブクログ 2022年02月06日
帝国の特殊部隊に狙われる訳ありのカレンとセレス。その事情は血と暴力に塗れたものでしたか
これ、表面的には呪いを持つ事で忌み嫌われている面もあるのだけど、一方で昔の事情を今に持ち出してそれを根拠に迫害している面もあるんだよね
いわば灰色の髪を忌み嫌う風潮がセレスを孤独にし、より破滅的な運命に追い遣った...続きを読むとも言える
そんなセレスの暴走を止める方法が温もりを与えることというのは何とも因果に満ちている
ただ、その温もりは別の面から見ればセレスを更に苦しめるものになっているのか
最初に温もりを与えてくれたアンジェは自分の手で殺してしまった。そしてアンジェの妹であるカレンも苦しめ続けている
温もりを与えられても、与えられなくても地獄という凄まじい人生
でも、カレンはそれらを全て承知で連れ出したのだから、セレスの問題は温もり云々よりも、セレスが自分を受け入れられるか、そして暴走をどう止めるかという点に掛かっている
その点についてはアルディスが良い関わり方をしたね
残される側の辛さを知っているアルディスとしては自分が居なくなれば相手が幸せになると安易に考えてしまうセレスを許せないのか。だからその考えを改めさせたいと思う。そして改めさせるだけの力を持っている
いや、それにしてもかなり大胆な事言ってる気がするけども
アルディスのあの言葉って、セレスの面倒を生涯に亘ってみてやる、みたいな意味合いですよね。プロポーズですよね、あれ……
これで帝国の問題が全て解決したわけではないけれど、それでもセレスの心持ちは大きく改善された。
今エピソードではほぼ戦の中にあったから二人の表情は険しいものばかりだったけど、次巻以降は穏やかな様子も描かれるのかな?