【感想・ネタバレ】化石ハンター 恐竜少年じゃなかった僕はなぜ恐竜学者になったのか?のレビュー

あらすじ

「今を生きる」をモットーに活動する著者の言動は「夢」や「やりたいこと」に縛られてしまってる子どもたち、そして大人たちに大きな解放を感じさせてくれます。ダイナソー小林ファン以外にも読んでほしい1冊です! 世界トップクラスの恐竜学者である著者は言う。「恐竜は特別、好きというわけじゃなかった」化石採集に熱中した少年時代。知識やウンチクとしての古生物には興味がなく、ただ太古から現存してきた化石の、時空を超えた存在感に想いを馳せるのが好きだったという。「普通」を夢見ていた意外な少年時代、大学時代の挫折感と虚無感から始まった恐竜学者への道のりを語ります。恐竜学者を目指していたわけではなかった著者がどのような経緯を経て世界トップの恐竜学者になったのか? ファルコンアイ・小林快次のプリクエル(前日譚)的な内容とその思いを語ります。

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Posted by ブクログ

(1) 「化石ハンター 恐竜少年じゃなかった僕はなぜ恐竜学者になったのか? (YA心の友だちシリーズ)」PHP研究所 (2019年6月5日発売)
(2) 「ぼくは恐竜探険家!」講談社 (2018年8月1日発売)
共に,恐竜学者になりたいこどもたちに向けた本。
(1)は(2)の後,約1年後の本。
YA(Young Adalt,ティーンズ)を対象に,(2)から精選して,よりわかりやすく,親しみやすい語り口の本となっています。
(2)には「恐竜学者になるためにやっておくべきこと」(p167)とありますが,(1)では「恐竜への興味がほかのものへの興味にも結びついていきます」(p101)として,別の職業へ進んだ事例も載せています。
子どもたち・若者へのメッセージとして素晴らしい本と思いました。
90歳ボランティアや70歳で大学院チャレンジした方の話など,まだまだ負けてられんぞ,という気分になったり。
電子版あり。
P.S. 読むのにかかった時間は(1)が27分,(2)が21分。(2)はじっくり読めばもっとかかるし,その価値はありそうです。NHKカルチャーラジオ・科学と人間「恐竜学入門」2024年7-10月全13回全話聞いてたから読み飛ばし気味になっただけで。総ルビも親切。

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2024年11月07日

Posted by ブクログ

恐竜学者:小林快次先生が、どのようにして学者になったのか、児童向けのいわゆる自己啓発本である。本のほとんどが恐竜に関することではなく、哲学書だ。恐竜を求めて読むと肩透かしを喰らうかもしれない。
一歩踏み出して「やってみる」。面白そうと思い続けば楽しくなってくると説いている。まるで論語の、「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如(し)かず。」
やはり、楽しんでいる人には到底敵わない。
プロでありながら、まだ道半ばという謙虚さ。知らないことを知らないと知ることのいわゆる「無知の知」の念を持つことが一流とも言っている。どの立場になっても学んでいこうとする姿勢に大いに共感した。
何をやってきたかでなく、今何が出来るか。
私もひとつの哲学として、心に刻んでおこうと思う。

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2023年11月25日

Posted by ブクログ

アイデアを出すには煮詰まるまで考え続けるというところがすごく勉強になりました
視野を広く保つ事ができました

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2022年03月24日

Posted by ブクログ

周囲の評価を気にせず、自分らしく生きる事ができたら、素晴らしい。大人だって、難しい。空気なんて読まずに生きる。そうありたい。

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2022年04月19日

Posted by ブクログ

何になりたい?とか夢を持てとか、小さい頃からやたらと周囲の期待を背負わされる子どもたち。子どもの数が減っている昨今、それはかなりの重圧に違いない。

著者は、化石を見つけることが純粋に面白かったと語っている。でも、そこから網羅的に古生物の学名を覚えたり、図鑑を暗記したりという、所謂オタク的路線には進まなかったという。そして、特別な夢なんて持たなくていいという。非常に共感を覚える。
宣言するということは、自身を鼓舞することにはつながるが、周囲への見栄を切るだけの行為に終わってしまうことがある。そんな嘘を演じ続けるよりも、自身の感じた心に忠実に、やりたいことは何かを考える時間が幼少期や思春期には必要なのだ。

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2020年08月06日

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