あらすじ
デーモン閣下「吾輩の場合は、一見、力技のように見える、正統派の押し相撲を取る力士がもっと評価されていいと思う。突き押しにもテクニックがあるのだから。」
やくみつる「横綱には横綱の勝負の格というものがあるよね、横綱らしい相撲が見たいなあ、場所を通じて。」
――自他ともに認める好角家・やくみつるとデーモン閣下の両氏が、神事から興行への歴史、相撲との出会い、思い出の取組、技巧派と力相撲の変遷、四股名のあれこれ、引退後の白鵬問題などを語り尽くした激論沸騰の熱血対談!
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Posted by ブクログ
好角家で有名な二人の対談。こういうモノの本は、この後飲みに行ったりして、そっちの方がおもしろいんだろうなぁ、と思う。もちろん、文章にできないことも含めてね。相撲は好きだけど、当然このお二方に並ぶべくもない自分としては、ひたすら勉強勉強のつもりで読みました。
しこ名についての話がとても面白い。やはり長年見続けてきたものがあってこその話。相撲観戦が血となり肉となっているからこそ、ポンポン出てくるのでしょう。もちろん、オタク気質もあってだとは思いますが。
しかしデーモン閣下がごく普通に「吾輩は悪魔である」と大手を振って言えるって、すごいことと思う。イロモノで終わらず市民権を得ているのだから。今や、それを指摘するのは粋じゃあないですからね。
Posted by ブクログ
薀蓄たっぷりで興味深い。まだ自分が大相撲を見ていなかったころの力士や取り組みを見てみたくなる。四股名のつけかたが面白い。ファンのマナーもうなずくこと多し。